キュウリとダイコン


キュウリとダイコンを栽培したい、と心から思う。


だって、キュウリが4本で約5レアル!(約300円)
ダイコンは、ほっそいほっそいアレックスの足くらいのサイズのものが、1本、やっぱり5レアルくらいする。
(訂正。今日あらためてスーパーで現物を見たら、アレックスのたくましい足どころの太さじゃなかった。ありゃ、3か月の赤ちゃんだな。)
私のダイコン足くらいのものに5レアルならまだしも、あんな貧弱なものに5レアルって…。
ちょっと買う勇気がない。


キュウリは買ってみた。まずまず、おいしかったので良しとしよう。





野菜類は、バイーアではほとんど食べないと聞いていた。
豆と、コメと、干し肉と、マンジョッカと。それにフルーツでビタミン補給だから、野菜類はほとんどとらない、と。
暑いところだから、あまり栽培出来ないんだろうと思っていた。


だけど実際には、スーパーに行けば結構普通に野菜が売られている。
葉物野菜(レタスやアグリアォン、キャベツ、白菜)も、ちょっと高めだけど、ある。
ジャガイモ、ニンジン、タマネギは普通にある。
コリアンダーやミントなどの香草類もある。
キノコが少ないかな。オクラやナス、ズッキーには、巨大だけど、ある。


だから思ったより食生活は困らない感じよ。
だけどキュウリとダイコン… これだけはなんとかならないものか。うーん。


あと、トマトが思いっきり青い。これのどこを食べるんですか?と真顔で聞きたくなるくらい、青くて堅いトマトが売られている。
赤いトマトはないのかい???と思ってあちこち探したら、近所の、パダリア兼ミニスーパーのようなところに、ちゃんと赤い熟れたトマトがあった。
そこの野菜は、大型店舗よりも新鮮だ。
こういうお店に出会えてうれしい。これから少しずつ、美味しいパンやフルーツのお店も開拓していきたい。


なんたって、ここには、フェイラ(青空市場)がないからね〜。
あぁ。サンパウロで、値切りながらオマケをもらいながら買い物したフェイラの日々が懐かしいよ…。
あの新鮮な野菜が安く手に入る環境というのは、本当に贅沢だったんだなぁと思う、サルバドールの日々。


ちなみに野菜は、多くがサンパウロから取り寄せられているらしいけど、ここの近郊の町でも日系人の農家の方々が栽培しているものもあるらしい。
こんなに暑い中で、土づくりだって難しいだろうに、ちゃんと商業ベースに乗せて農業をしている日系人の皆さん。敬服します。
いつか生産地を訪ねてみたいな…。