防護ネットとカーテン


ベランダと、家中の窓に「防護ネット」を張った。(と言っても、専門業者を呼んで作業してもらったんだけど。決して自分では出来ない〜)
この防護ネット、日本では見かけないものだ。私たち夫婦の間では「あみ」と呼んでるけど、ポル語ではRede de Protecao。ヘッジ・ジ・プロテッサォン。
ベランダから子どもが落下しないために、手すりから天井までの空間に5センチ四方ほどの、目の粗いネットを張り巡らせるものだ。
写真で見ると一目瞭然、ということで、こういうものです。




我が家は9階建ての2階、だけどブラジルでは地上階は1階に数えないので、日本で言う2階が1階。つまりうちは2階と呼ぶけど、実質は3階であります。
地上からは結構な高さがあるし、なんせ、網戸というものがないので、窓を開けるとむきだしで外になるわけ。
これは結構、怖いです。大人でも怖いと思う。


これが家中の窓についたので、やっと安心できる日々が送れるようになった。



そして、昨日、ようやくカーテン業者が来た。見積もりから1週間、まぁ、こんなもんでしょう。
こちらのカーテンは、いわゆる布の一枚もののカーテンではなく、ブラインドの縦バージョンという感じ。
細長い薄いプラスチックの板を何枚も上からつるし、光を遮る時は窓に対して板を平行にし、光を入れる時は垂直にするというもの。
これも写真を見てもらう方が早いかな。




暑いサルバドールでは、こういうほうが、風が通りやすくていいのかなぁ、と思う。
もちろん普通の布カーテンもあるらしいけど、業者によると、うちみたいなタイプが主流と言っていた。


日本ではカーテンを自分で買ってきて、もともと家についているカーテンレールに自分で取り付けることが多いけど、こちらでは業者を呼んでレールの段階からオーダーメイドしてもらう。
窓のサイズが恐ろしくまちまちだし、持ち家じゃなくて貸家の場合、レールごと前の住人が持ち去ることが多いから。
そんなわけで、半日仕事で、我が家の窓全部に、ぴらぴらカーテン(と、勝手に呼んでいる)を取り付けてもらった。


カーテンがつくと、家のインテリアの印象がまたぐっと違った感じになった。カラフルな色を選ぼうかとも思ったけど、壁の色に近い、優しいアイボリーにした。
そのほうが部屋が広く見えるしね。


これで、部屋で堂々と着替えが出来るわね!ふふ。
これまでの2週間は、外から丸見えだったからなぁー。


カーテンがついたことで、我が家も、80%は完璧な状態になった。家として、快適に暮らせる基盤が整ってきた。
これは、精神衛生上、大変よろしい!
好きな音楽を聴きながら、風の通る部屋で、お気に入りのマグカップでカフェオレを飲みネットタイム
あぁ、なんて幸せ。ささやかだけど、自分の気に入ったもので囲まれた落ち着いた空間での、いつもの時間がこんなに幸せだなんて。
あの怒涛の1週間も、過ぎて見ればいい経験…?!


いや、あとの20%。
これが解決しなければ、すべての懸案事項がふっきれたとは言えないのだ。
言うまでもなく、ガラス問題と、玄関のチャイムがならない問題と、ドアの取っ手がとれそうな問題と、ベランダの扉の点検が必要な問題…
どれも、不動産屋&貸主がからむ問題だから、まだまだ一筋縄ではいかないし。時間もかかるかも知れない。


はやく100%の状態になりたい。一日も早く〜。


(結局、今週中に来ると言った不動産屋。来週月曜日の午後になったとさ。やっぱりね、そんなことだと思ったよ、ルーシーめ。)