牛乳はロングライフ


さて、野菜が割高なのもびっくりだけど、もっと驚いた食べ物ネタが、実は牛乳である。


サンパウロでは、隣のパダリアで、毎日新鮮なプラボトル入りのtipo AのFazendaとう銘柄の牛乳を買っていた。
確か1本、2.50レアルであった。
サルバドールにも当然、こういったTipo Aが売られていると思って探したら…
全然ないのである。


似たような様子のボトルを発見するも、それはヨーグルトドリンクだったり、ココナッツ水だったりして、別モノ。
あるのは、箱入りのロングライフ牛乳のみ…。
ロングライフ売り場で陳列していた姉さんに聞いたら、当然よって顔をして、牛乳はここにあるだけです、と断言された。とほほ。


納得いかない私は、高級スーパーであるPerini(ペリーニ)へ行ってみた。ここは、サンパウロで言うとサンタルジアみたいな感じ。
ここならあるだろうと思ったら、はい、ありましたよ!プラボトル入りのTipo A!!
早速買って飲んでみたら、まぁなんと濃厚なこと。あと一歩で生クリームですか?という風味。美味しいけどカロリーが高そうだ。
そしてこのスーパーはちょっと遠い。牛乳だけを買いに行くには、ちょっと遠いのだ。
さらにTipo Aは賞味期限が3〜4日と短い。従って買いだめも出来ないんだなぁ。ぶぅぶぅ。


後日、近所の大型スーパー、ボンプレッソでたまたまペリーニにあったのと同じものを発見。
その数日後には、そこは空っぽで、仕入れがされていないようだった。
こういうこと、すごく多い。昨日はあったのに今日はない、なんてことがよくあるブラジル。特にサンパウロより、こっちのほうがその度合いが高いような気がする。
モノは、ある時に買っておけ!が教訓である。


そんなわけで、Tipo Aを定期的に仕入れることは我が家では難しそうだ。
仕方ない、100歩譲ってロングライフにするか…、とあきらめてたところ、新しいタイプのロングライフ牛乳に出会った!
まるで日本の牛乳パックのような縦長の姿。注ぎ口もプラスチックで工夫され、大変使いやすい。
こういう感じです。サンパウロにはない銘柄ですね?



味も、よくある銘柄のロングライフより、美味しい気がする。気がするだけかも知れないけど。
これが1本2.20レアルだから、ちょっとばかり高いけど、このスタイルと味なら納得がいく。
トマトがちゃんと赤かった、近所のパダリア兼ミニスーパーで購入可能だ。


もうひとつ、エストラでしか見かけないんだけど、Palmaratが出している縦長スタイルのPremiumというロングライフも美味しい。
これも口が注ぎやすいプラスチック製。さっきの銘柄より、味は断然、美味しい。
しかし、1本3.20レアルと、私が知る牛乳の中で最も高いのでありますよ…。
毎日飲むものだから、あまり高価なものをリピートすると、家計に響いてくるのであります…。


たかが牛乳、と言われればそれまでで、あるものを黙って飲めばいいじゃないか!と言われればそれまでなんですが。
子どもたち、特にアレックスが牛乳大好きになっちゃって毎日飲んでるし、私もコーヒーはかならず同量の牛乳で割ってカフェオレだし。
牛乳にはこだわりたいんです。
とりあえず、納得のいくものが見つかったので一安心、としましょう。


ほんと、州が違えば、違う国みたい…と思わされますなぁ。ブラジルは広いわ。