2歳11か月の覚え書き


どうやら、4か月おきのペースで覚え書きシリーズを書いているようです、私。
2歳11か月ってことは、ええと、来月にはもう3歳になるというわけで…。さ、さんさい!?アレックスが?!
ブラジルで生まれたアレックスがもう3歳?!
ってことは、私がブラジルに来てからすでに3年経過…。(妊娠8か月で来ましたから、はい。)


今のアレックス、特筆すべきはやはり日本語力でしょう。
今回、3ヶ月間日本に滞在したことは、本当に本当に大きくて。ものすごく多くの言葉を頭にインプットしていたのねぇ。
それが今、どどど〜っと、口から出て来てる。インプットされたものが自然にアウトプットされて来ている。


7月より8月、8月より9月、そして9月より今… 確実にボキャブラリーが増えてて、表現力も増している。
子どもってスゴイ。


もう普通に会話できてる感じ。
「たぶん、もう熱くないよね」(少し冷めた味噌汁を見て)
「きのう、パンダ、見たでしょ」(カンフーパンダの映画を見た翌日に)
「それ、パパのじゃないでしょ」(私のコップでビールを飲もうとするダンナに)
「ママと、ポニョ、見たよね」(9月に横浜で二人で映画を見たことについて)


たぶん、などというつなぎ言葉を、ちゃんと使えてるところがスゴイと思う。
過去の事実を、記憶として持っていて、それを表現できているところがスゴイと思う。


まだ形容詞の活用間違い(「それ、大きい、ないよ」→「大きくないよ」の意味)があったり、言い間違いもあったりするけれど、それは可愛いのでOK。
日本語コミュニケーションは、もう心配することはないと思えるレベルまで来た、と思う。


さて、ではブラジルの幼稚園ではどうやってコミュニケーションしてるんだ???
相手に通じなくても、日本語ボキャブラリー炸裂で、構わずマイペースにおしゃべりしているのだろうか???


どうやら、そうらしい。
外で、ブラジル人に対して、日本語で話しかけている様子を何度も目撃した。
通じてないことに気づいてないらしい(笑)


幼稚園でよく使うポル語については、聞いて理解して、行動しているらしい。自分から話すことはできないけど、ヒアリングは出来ているみたい。
外国語ってそんなもんだよね。アレックス、お前もか…と思わず同情する私。
そのうち、インプットされた分が、自然とアウトプットされてくるよ。日本語と同じように。


ポルトガル語と日本語の区別はあまりないのかも知れないね。ポル語の単語を教えると、オウム返しに言い返すから。日本語と同じようにね。
アミギーニョ(amiguinho:アミーゴ、お友達の縮小辞つき。小さいお友達の意味)がどうしても言えなくて、
「アミニンギョー」になっちゃうのが笑えるんですが。
「網人形」って…。


遊びは、もうすっかりお兄ちゃんと対等。同じようにマンガをめくり(読めないけど)、同じようにオセロを並べる。
二人で探検ごっこと称して、シーツを頭からかぶって懐中電灯で照らしたりして、部屋をかけずり回って遊んだりする。
わざとお兄ちゃんにちょっかい(意地悪)されると、本気で怒って、泣きわめく。感情的な子だ。
たいていニコニコしているけど、怒ると怖い。


好きなキャラクターはプーさん。ポニョ。トーマス(しゅっぽっぽ、と呼んでいるが)。
くまのプーさん♪」と呼んでやると喜び、「こぐまのいっくん♪」と呼ぶと怒る。いっくん、とはアレックスのこと。


食欲は相変わらず。お腹がすくと、勝手に冷蔵庫を開けてヨーグルトを食べていることもしばしば…。良くないことなんだけどね…。
バナナと牛乳が大好き。甘いものも好きだけど、歯磨きも好きだからまだ救われる。


トイレトレーニングは、一進一退ってところかな。たまに、自分から「しっし、したい」と言ってトイレに行くけど、オムツにしちゃうことも多し。
時間を見計らってトイレに座らせるとほぼ100%成功する。親が忙しくて忘れちゃうとダメなのよね。
ウンチだけはどうしてもオムツにしたいらしい。あえて、オムツにしたいらしい。
明らかにふんばってるからトイレに連行しようとすると、断固として拒絶。部屋の隅に立ち、ふんばる。
過去に数回のみ、トイレでウンチに成功したことがある。これはタイミングの勝利。出そうな様子を察知して、うまいことなだめすかしてトイレに座らせた。
それを毎日出来るかって言うと、そんな余裕、親にも子にもありません…。


オムツを買うのをそろそろやめたいので、なるべくパンツで過ごしてるんだけど、まだゴールは遠そうだなぁ。
あまりあせってないからいいんだけどね。


体重は16キロくらいあるだろう。
身長は95センチはあるだろう。
全然、計測してません。すいません。服は100サイズがちょうどいいです。靴は17センチはいてます。でかいです。
だけど、抱きしめるとまだ柔らかくて、まだまだ「可愛いなぁ〜」と思えるボディ。甘えるしぐさも、声も、泣き方も、まだまだ幼児街道まっしぐら〜
幼いなぁ、可愛いなぁと思えるのはあと何年くらいかな…と思うと、すでになんとなく淋しい気持ちになる母なのでした。
(コイは完全にもう幼さ・可愛さが抜けちゃったもんねぇ)
二人目には、いつまでも幼く可愛くいて欲しいと思うのは、親のエゴですがねぇ…。