アラカジュの飲食費込み込み!リゾート


金曜の夜に家を出て、車で走ること4時間。隣の州、セルジッペ州の州都・アラカジュ市にある海辺のリゾートホテルへ行って来ました。
まだ出来て間もないという、ブラジルで2番目に長いと言われる橋を渡り、Santa Lusiaという島に渡ってしばらく走ると、田舎の真ん中に突如現れる大型リゾートホテル…
Starfish Resort というそれは、ジャマイカに本部を持つリゾートホテルグループだそうで、滞在中の飲食費がすべて込み込み!というオール・インクルーシブの宿なのであります。
ジャマイカ以外に支店を出すのはここが初めてなんだそうです。なぜにブラジルのアラカジュ???って感じなのですが。


到着したのは夜の11時半頃だったけれど、まだレストランは開いていた。もうこの時点で飲食費込み込みだから、さっそく生ビールとおつまみで疲れを癒す。
本当は部屋で缶ビールでもよかったんだけれど、残念ながら部屋の冷蔵庫には炭酸飲料と水とジュースしかなく…。せっかくの飲み放題なのに、ビールはレストランに行かなければダメっていうのはちょっとポイントダウンだわ〜。


ここでの過ごし方は、子どもたちはキッズクラブの活動に参加するかプールで遊ぶか。
大人はプールサイドでのんびりするか、海辺を散歩するか、テニスをするか、部屋で昼寝するか…。
とにかく今回はのーーーんびりと過ごした。



年中夏のノルデスチとは言え、今の時期って結構涼しい。ここも、朝晩は結構風が涼しくて、長そでが欲しかった。
日中も、いるだけで汗が…という暑さではなく、日陰に入れば涼しくて。
私としては、プールに入る気になるような暑さではなかったので、デッキチェアで本を読んだりして過ごした。子供たちとダンナはプールに入って遊んでたけど。
特にアレックス。一人で浅いプールを縦横無尽に歩き回り、時には滑って転び、でも笑顔でまた走る。そんな感じで大満喫。


コイはホテル主催のキッズプログラムに入り、ゲームとかサッカーとかに積極的に参加。気の合う男友達も出来たみたいで、誘われれば一緒にご飯を食べ、一緒にプールに入り…と楽しそうだ。
日曜日はブラジルの「子供の日」だったので、特別イベントもいろいろ企画されていた。プールサイドでのお芝居とか、水中エアロビクス・こどもの日スペシャルとか。(どこがスペシャルなのかイマイチわからなかったけど、インストラクターの男女が非常にスペシャルないでたちだったことは確かだ→写真参照)




雨が時々降ったりやんだりの気まぐれな空だったこともあり、心の底からリゾート満喫!!という雰囲気でもなかったけれど、やっぱりオールインクルーシブは楽だし安心。
食いしん坊アレックスがいくらおかわりをせがんでも怖くないもんね〜。ビールもワインも飲み放題だもんね〜。
テニスラケットの貸出はもちろんタダだし、子供の日イベントの参加料も特に徴収されないし。





海は残念ながらあまりキレイではなく、だから海辺でくつろぐお客さんはほとんど皆無なんだけれど、ここはもう、コストパフォーマンスの良さで勝負の宿でしょう。
1泊食事飲み物全部込みで、家族全員で370R$、約16000円。一人じゃなくて、家族全員よ。
部屋から海は見えるし、ベッドもツインが2台で広々としているし、シャワーのお湯も気持ち良く出るし(これ、ブラジルでは重要ポイント!)…
快適な滞在であることは確か。


わざわざサンパウロから来る価値があるか…と言われると答えは「ノー」だけれど(すまぬ、アラカジュよ。でもノルデスチに来るなら、もっとキレイで素敵な場所が他にあるからさ)、近場で気軽にラクチン滞在を楽しむならここはいいかも知れない。
しかし車で4時間は結構ハードなので、近場とも言えないんだけどね。
せめて2時間くらいだったらまた来たいね〜、というのが我が家の統一見解。せめてコスタ・ド・サウイッペくらいの距離だったらなぁ、と思う。
サウイッペは近いけど高いんだよなぁ。


安・近・短の旅は、なかなか難しいのであります。



アラカジュからサルバドールまでは、Linha Verde(リーニャ・ベルジ:グリーンラインの意味)という道を通るのだけれど、まっすぐで長い道が続いていて、北海道みたい!と感じた。
海沿いではなく、少し内陸を走るので、山の中の雰囲気が北海道っぽいのね。
途中、わらぶきの家があってビックリ。本当に住んでいるのね、こういう家に…。



日没は午後5時半前。日がまだまだ短い、春の始まりのブラジルであります。特に赤道に近いノルデスチは、日が沈むのも早いみたい。
オレンジ色がすごかったよ。久々に見たねぇ、自然の織りなす美しさを。