フェイジョアーダもどき?


ブラジル料理を代表する「フェイジョアーダ」。
黒豆と豚(塩漬け肉やら、内臓やら、耳やら…)を煮込んで、ご飯と一緒に
食べるというものなんだけど、私はまだブラジルに来て一度も食べていないのだ。
東京のブラジル料理店でそういえば一度食べたっけ?
だけどあまり味の記憶がないなぁ。


ブラジルでは水曜日と土曜日にフェイジョアーダを食べるという習慣があるみたい。
その曜日にフェイジョアーダを出すレストランが結構多いみたい。
だけど私たち夫婦、あまりこれらの曜日に外食する機会がなくてねぇ。
食べたいけどまだ食べてない… ならば自分で作ってみようか?という、
まさに食いしん坊精神で、今日ついにチャレンジしてみたのであります。


レシピはネットで検索して適当に見つけたものを活用させていただいた。
前の晩から水につけておいた豆を圧力鍋でやわらかく煮て、
そこに豚肉(今回はスーパーで売られていたフェイジョアーダパックみたいのを利用)を
刻んだものを入れてまた煮込み、
別鍋でオリーブオイルで炒めたニンニクを入れ、さらに煮込む… という
シンプルなレシピでありました。
幸い、圧力鍋を持っていたので、豆料理だけどそんなに抵抗なく作れたかな。
でも、本来のフェイジョアーダの姿をよく知らない私。こんな感じでいいんだろうか?と
やや心配ではあります。


塩漬け肉が想像以上に塩辛くて、煮込む前に3回もゆでて塩抜きしたつもりだったけど
出来上がったモノはまだまだ塩辛かった…。
豆の量に対して、肉が多すぎたと思われます。


だけど、ブラジル米(細長い、いわゆるインディカ米っていうの?)を炊くのは
今回うまくいったので、それと合わせてカレーみたいにして食べてみたら、
まずまず、おいしかったよ。


ちなみに、肉の入らない、シンプルな豆の煮込みは「フェイジョン」と言って、
日本の味噌汁のように、毎日のように食べるんだそうです。
だからなのね、息子に「今日の幼稚園のお昼ご飯、なんだった?」と聞くと、決まって
「お豆のカレー、だけど全然辛くないの!」と答えるのよ。
それって、フェイジョンのことなのね。ご飯と一緒に食べるあたり、
カレーと同じだもんね!
…幼稚園に毎日張り出される「今日のメニュー」を見てみると、なるほど確かに
毎日「フェイジョン」の文字が見受けられます。
それプラス、主菜が毎日違うものがついてくる、というラインナップらしい。
お豆は身体にいいからね、ブラジルにいるうちに、そのおいしさを身体で覚えて、
これからどんどん食べようね。
そして私も、納得のいくフェイジョンを作れるようになるぞ!いつかは!