3か月ぶりの学校は…


今日は月曜日。
金曜夜に帰って来て、週末をゆっくり過ごし、がっつり寝て、月曜の朝を迎えた。
こんなとき、朝型の時差ボケは助かるわ。7時10分のスクールバス迎えに、4時起きで余裕の対応!
さていつまで続くか朝型…。


担任の先生にごあいさつ、ということで今日は私も一緒に登校。
アレックスはパパと一緒に、やはり今日から久々の幼稚園に登園だ。
スクールバスからの眺め、青い海、渋滞する道路、ヤシの木…懐かしいような、異国のような。ま、異国ではあるんだけど、でもこれが今の我が家の風景だな、と思いだす。
コイは、バスに乗り込んだとたん、子どもたちからやんやの喝采を受けた。「コイ!コーイ!こっちに座りなよ!!」って、みんな口々に歓迎ムードで呼びかけてくれる。うれしいねぇ。


教室に入ると、去年同じクラスで、とても仲よくしていた男の子・ベルナルドがすぐさまコイを見つけて駆け寄ってきた。
ベルナルドらしい、ちょっと早口のポル語でコイに話しかけてくる。しかし…かつては対等に話していたコイも、さすがに3か月ぶりとなるとポル語が口から思うように出ないみたい。
一応、私が助け船を出す。「ごめんね、コイはいま、ポル語を少し忘れているからゆっくり話してくれる?」と。
状況が呑み込めなかったベルナルドも、一瞬きょとんとしつつも理解したみたいで、次からは彼なりにゆっくり話しかけてくれた。
おしゃべり&大声なコイが、今日はとってもおとなしい。ヒアリングが出来てもスピーキングが出来ない、辛い状況を体験しているのだな。(ママはいつもそういう状況なのだぞ。)

少し1時間目の授業を見学した。
おおっ、去年まではバリバリのポル語でしゃべってたブラジル人の生徒たちが、いきなり上手に英語で話しているではないかっ!!!
授業のはじまりに、カレンダーを見ながら、季節が春になっただの、今日は何月何日だのと英語で先生が話している。22日は、トゥエンティーセカンドか…セテンブロじゃなくてセプテンバーだよな…。
大人の私ですらこの状態、なのにコイは大丈夫なんだろうか???
後ろ姿しか見えなかったけど、たぶん、神妙な顔つきで先生を見つめていたことだろう…。

今日から早速、課外授業の空手を再開し、夕方バスで帰宅したコイ。
親の心配をよそに、2時間目くらいから調子を取り戻し、大変楽しく初日を過ごしたらしい。
「でもさ、今朝、ベルナルドがわーっと話しかけてきたとき、しゃべれなくて困ったでしょ」と意地悪に聞いてみたら。
「いや、しゃべればしゃべれたんだけど、なんかさ、恥ずかしかったんだ」だって。
ふーん。なるほど。そういう感情だったんだ。
可愛いのぅ。


幼稚園だった3か月前に比べ、宿題の量がぐっと増えて、毎週毎週、新しい英単語を覚え続けなければならないらしい。
そう。8月から新学期・新学年がスタートしているのだよ。8月からみんな、一年生になったのよ。
約1ヶ月半、みんなより遅れをとっているコイ。しばらくは英語の面でかなり苦労するだろう…。
私としては、この3か月で身につけた日本語をキープすべく、家では日本語で徹したいところだけど、しばらくは英語も教えていかないとキツいかなぁ。


言葉の問題は、いつまでたっても難しいし、何がベストなのかまだまだわからないよ…。

学校からの帰り道、ささっと写した街の写真。
昨日から春になったブラジル。
年中夏のサルバドールも、吹く風が爽やかで涼しい。ちょうど、東京の今頃の感じに似ているよ。日差しも強いけど、少しだけ3か月前よりゆるんでる気がする。
これからまた私は、夏に向かっていくのねぇ…。