日系移民にちなんだ本あれこれ


先日の大学での発表の時にも活用したんだけど、去年の暮れくらいから今年にかけて、日系移民に関する特集記事が各雑誌に掲載されている。
私が持っているものだけで4冊!



左上から時計回りに紹介すると、まずは、
有名な週刊誌「Veja」の特集号。これは出てからもう数ヶ月経つから、すでに店頭では見つけられないかも。
1世、2世、3世、4世がそれぞれ全体の日系人口の何割を占めているか、とか、今どんなことをしているかなど、独自に詳しく調査していて興味深い。
今は3世が主流の時代なんだねぇ。
それぞれに写真が載っているのもおもしろい。ちょっと知り合いの顔もあったりして。
ちなみに後半の2枚は、いまの日本のイメージということで紹介されてました。原宿にいる女の子と、新宿の夜景かな?





made in JAPAN(日本製)という名の雑誌は、日本語とポル語のバイリンガルで記事が書かれているので大変読みやすい。
この号は、もう1年ほど前の発行になるかなぁ。だけどすごくよくまとまっていて、とりわけ日本語なので、よぉぉぉーーくわかる。
左下に小さく「KUMON」くもんの広告が入っているの、みえますかー?




あと、最近見つけたグルメ雑誌「Gula」。これはときどき立ち読みしていたけど、今月ばかりは迷わず購入。(サルバドールの我が家の近所のスーパーにて。レジ前によくある雑誌コーナーにあったのでついつい。)
こちらも、サンパウロ日本食レストラン事情とか、有名シェフのレシピ紹介とか、なかなか読みでがあっておもしろい。
食べるのが好きな人にはピッタリ。
表紙には、「冷たい食べ物(おそらく寿司や刺身のこと)だけが日本食ではない!」とあり、本醸造の日本酒や、天ぷらの特集もある。
これはまだ新しい号なので、書店で見つかると思います。
写真にある「4人のサムライ」とは、いまサンパウロで人気のシェフ4人衆、だそうです。




最後の1冊は、写真が大きくたっぷり掲載されている、一種の写真集タイプのもの。だけど随所に歴史や現在の話題が盛り込まれていて、こちらもよく出来ていると思う。
中には、ゲートボールあり、車の工場あり、アニメの紹介あり…で、日本のさまざまな顔が詰まっている。
キティとドラえもんがデザインされたページが可愛くて好き。





私は全部読みつくしたわけではないけれど、写真を見ているだけでも楽しいのです。興味のある話なら、ポル語でも頑張って読もうという気になるし。


そして昨日、もうひとつ見つけました。その名も「BANZAI」。サブタイトルが日本移民の歴史ですよ、モロに。
これは買うしかないでしょう…。

ということで中身を見たら、いきなり、ハツとナツの子役ちゃんがマンガのヒトコマに登場しましたよ。
そう、これは、マンガで読む日本移民史だったんです。劇画タッチで、かなり渋い絵なんですけどね。1世のおじいちゃんが3世の孫に歴史を語るという形式でストーリーが進んでおります。
これはぜひ読破してみたい。





サルバドールのショッピングモール内の本屋「Salaiva」で買ったんだけど、そこには、日本コーナーが小さく設けられてました。
そこにはナルトのポル語版(マンガ)もありましたよ。
ナルトよ、日本文化の普及のためにガンバレ。