Dia das Mães 母の日は子供エステへ


世界共通の記念日「母の日」。ブラジルでも毎年第2日曜日となっていて、その日が近づくと、学校からレストランからショッピングセンターから、みんなみんな諸手を挙げて母に対するサービスを展開します。
あ、サービスっていうのは間違いか。
レストランでは確かにサービスがあるかな。母に小菓子を出してくれたり、ちょっとしたお土産をくれたりする。
ショッピングセンターなどの商店では、母の日特別セールを大々的に展開する。母の日商戦は、聞くところによると、クリスマス商戦の次に力が入っていて、売上的にもクリスマスの次にランクされるんだそう。
ブラジルの母は、それだけ、プレゼントをたくさんもらってるってことかねぇ〜。いいねぇ!


さて学校における母の日はというと、コイの場合、母の日直前の金曜日が母まつりであった。Festa das Mães、である。
朝8時に集合し、6歳〜10歳くらいまでの子たち全員による母の日の歌(お遊戯)を見学。一応、英語の歌詞のようであったが、コイはちゃんと歌って踊れていた。
周りのだれよりも元気いっぱいに踊って、歌ってた。(注:親ばか目線で見て。)
こういう姿を見せてもらえるだけで、母としては、最高のプレゼントをもらった気になるよ。


そしていったん学食コーナーに行き、食堂が用意した朝食をみんなで食べる。
まぁよくあるホテルの朝食ビュッフェのように、パン各種と、ハム・チーズ、フルーツ(小さくカットした数種の果物が串に刺さっててとても可愛い)、コーヒーにジュースというラインナップなんだけどね。
今日は一輪のバラがたくさんテーブルに置かれていた。母の日のささやかなプレゼントってことね。


続いて、息子の教室に入って、各教室ごとの出し物を体験する時間。
そういえばコイが前日、マッサージェンとかマニキュアとか言ってたけど…何のこと???と思ってた。


出し物はなんと、「ママに一日お姫様になってもらおう!」企画。ブラジルでいうところのサロン・ジ・ベレーザ、美容サロンが6歳児によって展開されていたのだ。
生徒2〜3人がひと組になって、体のマッサージ、マニキュア、保湿などのサービスを施してくれるというわけ。
まずはコイが担当しているヘッド・マッサージなるものを体験。
こ、これは…何と表現しようか。むず気持ちいい?とでも言おうか?
お茶を立てるときに使う竹の泡だて器みたいなの(うわーすごい表現、でも固有名詞を知らないのでごめん)の大きいやつを、頭の上に置いてスポスポ上下させるのよ。

思わず笑っちゃうよ。くすぐったくて!
同時に、マッサージ器具を使った背中のマッサージ。これは気持ちいねぇ〜。


ほかの子の担当するサービスもとりあえず一通り制覇。
それにしても、6歳の男の子のちっちゃい手で、首筋に保湿クリームをぬりぬりされる感覚って…いやぁはっきり言ってたまんないです。
可愛すぎ。
みんな真剣にやるから、なおさら可愛い。


6歳児に塗ってもらった爪は、お世辞にもキレイとは言えないけど(だからみんな透明を選んでた)、その様子がもう可愛くて。
さすが美容の国ブラジルならではの出し物と言えましょう。日本の小学1年生が母にマニキュアとかって、ちょっとありえないよね???







壁に展示してあった母の日の絵はとてもキュートに描かれていて。(中段の左)

若々しいデザインの青いTシャツを着ているところがポイント高いぞ、コイ!
彼の眼に映る自分は、いつまでもこういう若々しい母でいたい…と強く思わずにいられません。


この日、プレゼントされた作品は、手作りカード(表紙がハートで、中に絵とメッセージ:ポル語で手書き)と別の絵が2点。
絵が本当に描けない子だったんだけど、最近は、やっとこういう絵らしい絵を描けるようになったのね…。
そしてポルトガル語で、自分で文章を書けるようになったのね…。
うれしいので、記念に写真に収めて、このブログ上にも記録しておくことにします。
ありがとう、コイ。