シの発音


今日は大学でのレッスン2回目。
前回よりディスカッションの時間が増えて、おもしろかった。


でもダメだなぁ、私はどうしても聞き役に回っていることが多い。言いたいことがあっても、とっさに出ないだけなんだけどさ。
日本語なら聞き役でいることのほうが少ないのにね(笑)


今日は海外旅行の意義、みたいなテーマから、なぜかブラジルの生活レベルの格差の話に展開しておもしろかった。
ノルウェーとかフランスとか、経済的格差がそこまで大きくない国から見ると、ブラジルのファベーラの生活なんて本当に信じられない光景なんだろう。
来て数ヶ月の彼らには、そのへんの印象が強烈みたいで。次々に自論が飛び出して来て、聞いていておもしろかった。


私はこの国に住んで3年になるから、彼らの感覚とはまたちょっと違っていて。
ファベーラとか、貧しい人の暮らしとか、そのあたりに関する考えや意見も彼らとは違うものを持っているんだけど、なんかうまく表現できそうになくて、聞き役に回っていた。
なかなかデリケートな問題だからね、下手なポル語で違ったニュアンスを伝えるのも嫌だし。


なんてことを考えてたら、いつまでたってもしゃべりが上手にならないや。
次回の話題ではもっと参入しよう。うん。


レッスンの中では、いわゆる文法の練習問題みたいなものもやるんだけど、そこで音読もさせられる。
自由に発言するのとはまた違って、文章を音読するのは、その人の発音のクセやミスがダイレクトに出てくるからおもしろい。
私は、発音は自分なりに気を付けているつもりだし、結構通じるほうだと思っていたんだけど、先生に言わせるともろもろ気になる点があるらしく、よく注意される。


特に何度も指摘されているのが、シの音。
cidade シダーヂ、のシ が、もっとスィに近い感じが正しいんだそうだ。私の発音は、カタカナで書くと思いっきりシダージ、そのものだもんね。
通じるからってあいまいに覚えていては、いつまでも正しい発音が出来ないものね。
今後はシの音にもっと気をつけよう。


そして日本人には大変難しいとされるLとRの発音。英語のエルとアールほど難しくないや、と思ってたけど実はポル語のエルとアールも難関だった。
料理の意味のクリナーリア、とか、簡単さという意味のファシリダーヂ、それらのリの音が、私のはアールの音になってるんだって。
かなり気をつけてないと、ちゃんとしたエルは発音出来てないんだよなぁ。
Laranja(ラランジャ)なんて、やっぱりほんとに難しいや。


さて今日もたっぷり宿題が出ましたよ。子どもたちが帰ってくるまでのわずかな時間で、どこまでできるかなぁ。