生で見る優勝チーム、ヴァイヴァイに感動

さてヴィラマリアの後は、コイたちのいる観客席に合流。ちょっと奮発して1階の指定席だよ。
ここは本当に踊り子が近い。自分も踊ってたからよくわかる。この席のお客さんとアイコンタクトとりながら踊るのが楽しいんだよね!
2位のモシダージ・アレグリ、それと1位のヴァイ・ヴァイを生で見ることが出来て最高でした…




この2チーム、いずれも曲がすごくいいんだけど、パレードもとても良かった。踊り子の元気も良かった。
パシスタも美しかったし、バテリアのノリも最高。
モシダージのテーマは「サンパウロ」。文化もグルメもなんでもある素敵なサンパウロ、という具合だ。なるほど、とうなずかされるモチーフが次々に登場する。



たとえば、各国グルメを表現するグループは、寿司の文字が入った服を着ていたり。



サンパウロは世界最大のゲイパレードの街、ということで巨大な虹色の山車。(虹色はゲイの象徴)頂上には白パンツのマッチョな兄さん。




そしてトリを務めたヴァイヴァイは知人が出場していたこともあるし、歌がものすごく好きだということもあったので、生で見ることが出来て涙が出そうだった。(って、大げさすぎ)
あの長調でまとめられた明るいメロディー、歌詞、本当にグッと来ます。テーマは、目覚めよブラジル! 教育の充実や、腐敗(汚職など?)の撲滅をうたっているのだ。
歌詞だけじゃなく、本当にブラジルがそうなればいいね、って思う。本当に。
サンバの歌詞も奥が深いよ。



ヴァイヴァイの山車で興味深かったのが、ファベーラ(貧民窟)をモデルにしたもの。
すべての国民に教育を、幸せのために教育を、というフレーズがあるんだけど、そのあたりを表現しているようだった。



バテリアも豪華で華やかで。出張でサンパウロ不在のためこの日出演できなかった友人が本当に残念です。
友人の代わりに、同じ楽器で頑張っていたブラジル人おじさんを激写しました。
のちにそのおじさんからバテリア帽子をもらっちゃいました。私の熱意が伝わったのでしょうか。




そう、このチャンピオンズパレードでは、踊り子が自分の衣服の一部を踊りながら脱いで、沿道の観客にあげちゃうんですよ。
自分のお気に入りのお客さんにね。
1階席の金網ごしに、いろんなパーツ(帽子とか背中の飾りとか)が投げ入れられ、なぜか踊り子にモテちゃう知人は数多くの戦利品を得てテーブルに山積みにしておりました。
ちなみに私はバテリア帽子と、モシダージのお兄さんのサングラスと、角笛のようなものがついた帽子の3つをゲット!


ではこの辺でセクシー系お姉さんの写真を。
1階席だったけど金網があったので、なかなか会心の一枚が撮れず。ああ、腕章もらってプレスとしてパレードに近づきたい〜
まずはヴァイヴァイのパシスタの方々。




ハイーニャ系には珍しい、ささやかな小胸が美しいお姉さん。(シリコンなしの堂々勝負で私は好きだわ!)




たまたま写っていた日系の踊り子さん。彼もまた、パレード中に撮影してますな。
どなたかしら?ご入り用でしたら、大きいサイズの写真をお送りしますのでメール下さいませ。




それにしても優勝チームは扱いが全然違うのね…。チーム幹部がみな、チャンピオン2008と書かれたたすきを誇らしげに肩からかけていた。
それを見るたび、う、う、うらやまし〜と歯を食いしばる私。
ここにヴィラマリアがいたらどんなに素敵だっただろうと、やっぱりついつい想像しちゃった。



でも、去年3位でも簡単に10位まで落ちちゃうような世界。それがサンバパレード。
そんな中で去年の2位、そして今年の3位という順位を保てたことは素晴らしいの一言です。よくやったヴィラマリア!
(あ、ちなみに、3位から10位に落ちたのは、リオで出場したマンゲイラのことです〜・涙)


ヴァイヴァイが終わったのが午前5時半ごろだったかな。
さすがに後半30分ほどは丸くなって眠っていたコイ。だけど、ヴィラマリア以降、ほとんどすべて起きて、歌いながら踊りながらパレードを楽しんでいた様子。
親の血をひいて、サンバ好きに育っているようです。はい。いいんだか、悪いんだか。



これにて今年のサンバレポートはおしまい。やっとおしまいです。
こちらにも、ちょっと違う文章でサンバのことを綴ってますので、ご興味のある方はどうぞ!
そして来年は、これを読んでくれてる皆さんの一人でも多くが、参加もしくは観覧もしくはテレビ観覧を満喫してもらえるといいなぁと思います。