Dia das Mães(母の日)の贈り物


ブラジルも日本も母の日は同じ日。5月の第二日曜日と決まっているようだ。
日本ではカーネーションをプレゼントしたりするけど、そんなに表立って「母の日オメデトウ!」と言い合うような日ではないよね?
自分自身が、母親にひっそりとでもいいから感謝の気持ちを表せばいい。そんな位置づけの日だと思っていたけれど…
ブラジルではもっと大々的であります。母の日。
ショッピングセンターなどでは1ヶ月以上前から母の日プレゼントキャンペーンが繰り広げられ、街中が母の日一色になるし。
当日は、あれぇこんなところにも花売りがいたっけ?というような街角のあちこちに、即席花屋が登場し、お客さんがひっきりなしに訪れている。
そして1週間前から当日までの間、人々は別れ際に「いい母の日を♪」と言ってくれる。そう、たとえば「いいご旅行を♪」というのと同じニュアンスで。


というわけで、一応私も二人の息子の母であるので、いろんな人から「母の日おめでとう」などとありがたい言葉をかけられる。
いやでも、あぁもうすぐ母の日なのだと意識させられる。


で、息子たちは幼稚園から帰るなり、可愛らしいプレゼントの包みを私に渡してくれた。
コイの掛け声、「ママ!フェリース ジーア ダス マンイス!」と同時に、二人から手渡されたその品は…
なんとも可愛らしくて、思わず顔がほころんだ。

アレックスからはこちら。


小さな手形に可愛い顔が書いてある!
カードに描かれたハートの母子を赤く塗ったのは、ほかならぬアレックスなのであろう。
一生懸命ちいさい手で色鉛筆を握って色付けしてくれたんだと思うと、母さんうれしくて目頭が…。


コイからは、基本的には同じもの。色紙をハート型に切って、きらきらのりでTE AMO(好き)と書いてくれたんだね。(上記の、手に持っている写真参照)
特筆すべきはハート型のカード。


表紙の文字、
MAMÃE, ABRA E VEJA A PESSOA QUE MORA NO MEU CORAÇÃO.
(ママ、ボクの心の中に住んでいる人は誰?ここを開けて見てみて!)
これは先生が書いたんだそうだ。


さっそく開けて見ると。
なーるほど!
ハートの右側に銀紙が貼ってある。鏡ってわけだね。よくよく見ないと映らないが(笑)、コイが「ほらほら、誰が見える?!」と喜んでせかすので一応頑張って映してみた。
左にはコイの描いた絵。相変わらず絵は上手くないが、とりあえず人物に体と手足がついているので進歩したとみなそう。
家族4人が笑ってる絵。ハートとお花がちりばめられた世界に。
これまた微笑ましくて、母さん目頭が…。


やっぱり母の日に贈り物をもらうとうれしいものだ。それがどんなものであれ、母に対して何かを用意してくれたという心意気がありがたい。
母になって改めて知る、母の日の重みとありがたさ。