「語学で身を立てる」?!


私が尊敬するサントス在住のお姉さまが、いつかブログで紹介していた本がずっと気になっていた。
「語学で身を立てる」という本。

語学で身を立てる (集英社新書)

語学で身を立てる (集英社新書)

これを先日、送料40%オフキャンペーンのネット通販サイトにて購入し、SAL便で無事届いたのであった。
興味がある本はすぐに読めるもので、ちょこちょこ読んでたら3日で読めちゃった。


この本は、帯には「語学力を生かせる仕事には何があるのか?語学のプロになるための学習法は? 語学を学んで、仕事をしたい人のための基礎知識。」とある。
今の私には、語学で将来お金をいただく仕事をしよう、という覚悟も目標もないけれど、子どものころは漠然と通訳や国際線スチュワーデスに憧れていたし。いずれも外国語を使うという意味で。
そういうわかりやすい職種しか思い浮かばなかったんだよね。
で、実際に高校、大学と進む中で、そのような憧れはどんどん現実からかけ離れていき(笑)
結局、全然語学とは関係ない道に進み…っていうか、語学に関係した仕事に就けるほどの語学力を持たなかったのが大きな理由なんだけど。


だから今でも、機会があれば、語学に関する仕事をしたいとは思っているし、いつかそんなチャンスが巡ってくる日のために、少しでも勉強は続けたいと思っている。


で、この本。
かなり具体的に、その道に進むためのノウハウが書かれている。
これを読むと、もしかして自分も語学で身を立てられるようになるかも!という気もしてくる。
しかし、そのための準備はとてつもなく大変だろうということも、よーーく伝わってくる本だ。


この中で、7ヶ国語の講師を務めるという多言語習得者の著者が「私の勧める外国語のプロセス」として綴っている部分がある。
これが実に具体的で、なるほどとうなずかされるもので、一番役立つ部分だった。
これって、特に「語学のプロ」を目指す人じゃなくても、すごく参考になるんじゃ??と思える内容だったのだ。


その中に、まずは文法体系を把握して、平易な現代文を精読すること…とあった。
この、平易な現代文の精読っていうのが、まさに今やっている公文式だなぁと思って、びっくりした。
その部分をちょっと引用させていただくと。


「通常、本を読み始めて30ページくらいまでは根性がいります。やさしい小説などでは、最初のうち1行に2、3語、単語を引かなければならないでしょうが、50ページまで来れば1行に1単語くらいに減り、その後加速度的に読むのが速くなり、読み終わる頃には1ページ3単語くらいしか引かなくなっている自分に気付くでしょう」


おおー。まさにその通りじゃーーー。
まさにそういう道を歩んできた私にとって、この部分は非常に感動だった。
そうか、自分がやっていたことは間違いじゃなかったのだな。公文式、すごいぞ!と。


この、「精読」というステップのあとには、まだまだいくつもの段階があるから、語学のプロになる道は遠いのだけれど、本気で取り組めば無理ではない道かも、と思った。
なんか、久々に学習意欲が高まった感じ。
ここんとこ、ただ漫然とくもん・家庭教師をこなしている感じだったから、この本に出会ってヤル気がまた起きてきたことはすごくいいタイミングだった。


そうだよ。昔から憧れてたんじゃないか。語学の仕事。
これからもう少し本気を出して、ある程度期間を定めて勉強することが大切かも知れない。
来年のポル語試験(?!)、目指してみようかな〜。