濡れたダルマをちょっと見る?


濡れたダルマって…何のこと?って感じですが。


今日のレッスンで習った表現に、「ダルマモリャーダ」というのがあった。
少なくとも私にはそう聞こえた。


で、モリャーダ、というのが molhada 、濡れた…という意味。
だから、ダルマが濡れたってこと?何のこと??と私の頭はハテナでいっぱい。
もちろん、ポル語にダルマという単語はないので(笑)、ダルマの意味のわけはないのだが。


これ、正解は、

dar uma olhada (ダール ウマ オリャーダ)。ちょっと見る、という意味である。


直訳すると、ダール:与える、ウマ:ひとつの、オリャーダ:見ること ちょっとした視線を送る、っていうことかな。
これを早く言うと、ダルマモリャーダに聞こえません?


ちなみに、olhada を olhazinha(オリャジーニャ)として言うことも多いらしい。
この場合のニャは、「ちょっぴり」という意味ですね。可愛く見る、という意味ではないですね。
(訂正:オリャジーニャは、olhazinha ではなく olhadinha と、ジがzではなくdでした。)


このほか、olhar (見る)以外の動詞をここに当てはめて、「ちょっと○○する」という表現にすることもあるそうです。
da uma lavadinha(ちょっと洗う)とかね。


こんな表現、実に口語的で、あまり文法書やテキストのたぐいには載っていない気がする。
そういう表現のあれこれを、今の家庭教師の先生はたくさん教えてくれるから、とても役立つ。
自分では口にしなくても、ブラジル人が使っているのを聞くと、ほぅほぅ、あの表現ね!と納得できる。
今日、ジーンズ屋にベルトを買いに行き、思うようなものが見つからなくてすぐ店を出ようとしたら、店員さんがすかさず「ダー ウマ オリャーダ アス カルサス?」と言ってきた。
ジーンズもちょっと見て行きませんか?と呼び止めたらしい。
この表現を知らなければ、ただなんとなく呼び止められたのね私…と思う程度だろうに、お、オリャーダって言ってるよ!あれだね、あれ!と思えるのは楽しい。
そしてそのうち、自分の口から自然に出てくるようになると最高だね。


(ちなみにコイはもうこの表現を知っていた… く、くやしい。さすが幼稚園、生きた表現のオンパレードだろうよ。私も一日そこで過ごしてみたい!)