新しい幼稚園


今月からコイは幼稚園を変わり、いわゆる転入生として、家の近所の幼稚園に入った。
しかし子どもの適応能力とはすごいもので… 転入初日からコイは元気いっぱい!
すぐに友達とも遊ぶようになり、先生にも慣れ、ほんとにあなた昨日まで別の幼稚園にいたんですか?と疑いたくなるようなハマリぶりである。


今回の幼稚園は日系人が経営しているところで、日本人駐在員の子どもも結構いる。
先生達も日本語を話せる日系人である。
そんな安心感もあってか、コイは今まで以上に生き生きと、実に楽しそうに幼稚園ライフを送っている。
朝も張り切って起き、さぁ幼稚園行くよ!というとシャキッとして着替える。
朝起きて、「今日は幼稚園あるー?」なんて期待顔で聞いてきたりもする。
ほんとに好きなんだなぁ。楽しいんだなぁ。
いいことだ。うん。


先月まで行っていたところは、やはり、「託児所」だったんだなぁと実感する。
というのも、今度の幼稚園は毎日のカリキュラムがしっかりしていて、団体行動とか、挨拶とか、そのあたりがものすごーく「ちゃんと」しているのだ。
さすが日系、という感じ。
前のところもアットホームで自由な雰囲気は気に入っていたけれど、さて、幼児教育という面で見ると…どうなのよ?という点がしばしば見受けられた。
最初はわからなかったけど、だんだん慣れるにつれ、いろんなアラも見えてきたというか…。
(良く言えばブラジルらしい??)


でも、その託児所(ブラジル人のみで、日本人はただひとり)で頑張ったおかげで、
コイも私もポル語にある程度慣れることができ、ブラジル人の子ども達の様子や風習を知ることが出来た。
今の幼稚園は日系だけど基本はポル語。そんな環境にポンっと入っても、ポル語に対して拒否反応を起こさずにすぐに慣れられたのも、前の託児所での経験があったからこそ、だと思っている。
だから、日本から来てすぐに日系幼稚園に入るのではなく、いったん現地校を経験してから転入したのは良かったと思う。(まぁ、結果オーライってやつ)


幼稚園を変わってからコイは本当に生き生きと生活している。
たまたま今日、授業参観があったので見てきたんだけど、かーなーり張り切って歌い踊っているコイの姿があった。(音楽の授業の見学であった)
そしてコイは、幼稚園を変わって数日後に、アルファベットで自分の名前が書けるようになっていた。これにはびっくり!
周りがみんな書いていると、刺激を受けるんだね…。私がいくら教えてもヤル気を見せない彼が、友達に囲まれ、先生に励まされて、ヤル気を出したんだなぁ。
そう思うと、やっぱり学校って大切だ。


これからどんどん新しい活動をする中で、どんなふうに成長していくのだろうか。
アレックスの、赤ちゃんとしての成長振りも楽しみだけど、このくらいの幼児の成長振りはまた比較にならないくらいおもしろく、楽しみである。
親として、難しい局面も増えてくるけどね…。