9ヶ月と、赤ちゃんせんべい

おぉ、もう8月も20日を過ぎていた…。アレックスは9ヶ月に突入した。
最近は食欲も旺盛、野菜たっぷりおかゆをもりもり食べるため、
抱っこすると、ずいぶん重くなったなぁ〜と実感する。体重、きっとかなり増えているだろう。
やっぱりコメを食べると重くなるのね…。(それは私も…)


意志表示がずいぶんはっきりしてきた気がする。
甘えるときは、マーマ、マーマと言い、眠いときはネンネ、ネンネと言う。(ような気がする)
しかも、人の顔をじーっと見つめて、いかにも訴えているふうに言うからおもしろい。
だんだん人間らしくなってきたなぁ。


パパの帰宅は相変わらず遅いけど、そこは宵っ張りのアレックス、いつも笑顔でお迎えである。
それが10時過ぎても…なんだから困っちゃう。(もう寝ててよ)
パパの夕食が終わるのを待っては、喜んでまとわりついていく。ごろ寝のパパの周りをヨジヨジとよじのぼり、なんとも嬉しそうにしている。
今だけはパパを独り占めできる時間だものねぇ。(兄貴はすでに夢の中である)


ひとりたっちの時間も長くなってきた。これまでは、私が敢えて「立たせて」、秒数をカウントしていたんだけど、最近は、どこかにつかまっていた手を自ら離し、自らひとり立ちしている。そして1分近くニコニコと立っている。
何かができるようになるのって、こんな小さい人間にとっても、嬉しいことなんだろうか…。


手先もずいぶん器用になった。今までは何かを手のひら全体で握るという感じだったのが、
このごろは、指先をうにうにと動かして(とってもスローな動きだけど)、何かをつまもうとすることが多くなった。おもちゃの歯車を回そうとしたりね。
そんなとき、とっても真剣な顔をしているから、これまたおもしろい。


さて先日リベルダージで、赤ちゃんせんべいを思いがけず発見し、買ってきた。
日本の赤ちゃんなら誰しも一度は口にしたことがあるであろう、ハイハインである。
懐かしい〜〜〜。今はイチゴ味というのもあるんだねぇ。
もうこんなおやつを楽しめる年頃になったのかと思うと、感無量である。
確かに与えてみると、うれしそうに、子どもがおやつを喜ぶような顔で食べている。
もう一人前の子どもだねぇ。赤ちゃん赤ちゃんしていた時代は、もう過ぎ去ったんだねぇ。


ところで日本の赤ちゃんがハイハインなら、ブラジルの赤ちゃんはPolvinho(ポウヴィーニョ)というお菓子を食べるものらしい。
直径3〜4センチほどのドーナツ型で、口に入れるとほろりととろけるような、軽い口当たりのお菓子。結構おいしいよ。ほんのり甘いけど、ほとんどナチュラルと言っていい優しい味。だから赤ちゃんにも安心なのね、きっと。
直訳すると、キャッサバの粉のビスケット、ということらしい。キャッサバ、いろんなところに登場するんだなぁ。(日本では、タピオカの名で知られているよね)