初めての映画鑑賞、Carros(カーズ)

映画館で映画を見るなんて、いつぶりだろう…?
もちろん、ブラジルに来てからは初めて。映画館は、ショッピングセンターには
必ずといっていいほど入っているので、ここサンパウロでも映画は人気がある娯楽なんだと思う。


今日は日曜日、だけどダンナは家で仕事をしなければならない…ということで、
昼寝中のアレックスを家にダンナと残し、私とコイは二人きりで映画館デートへ。
かねてよりコイが見たがっていた、車が主人公のディズニー映画「Carros」(原題はCars、日本語ではカーズ、というらしい)を見に行くことにした。
家から一番近い映画館ではやっていなかったので、ネットで検索。すると、地下鉄駅と直結しているショッピングセンター(サンタ・クルース)でやっていることが判明。
これは便利!車に乗れない私たちでも簡単に行けるわ!


最寄り駅から数駅、あっという間に到着。確かに、地下鉄乗り場からすぐショッピング入り口に行ける。これはいいね〜。
シネコンもとてもきれいで新しくて、それだけで気分がわくわくする。
チケット(大人14、子供7、合計21ヘアイス:約1050円)を購入し、コーラとピポッカ(ポップコーン)を買い込んで、いざ、席に着く。
ディズニー専用館のようになっていて、ミッキーの形の電飾が可愛い。
席が階段状になっていて、ずいぶん高いところまであるのね。
日曜の3時半からの回だったけど、お客さんの入りは6割くらい?結構すいているのね。
うちみたいな幼児連れの家族が多い。へぇ、子どもでも結構、映画館に来るのね。


コイにとっても、もちろん映画館は初めて。
その巨大なスクリーンに目を丸くし、上映中の注意事項(これも、動物達が出てきて携帯の電源を切れとか、おしゃべりするなとか、映画仕立てで楽しく案内するもの)を見るだけで笑い出す始末…。
そしていよいよ本編が始まると、おいおい、声をあげて応援し始めたよ…。
(カーレースのシーンがあるのよ)
声を出しちゃだめだめ、と制するも、どうにも興奮は止まらない。そして周りの子たちも同じような感じで、大喜びだ。
よかった、うちだけじゃないのね…と、ちょっとホッとする。


それにしても、きれいな映像だったなぁ…。あれ、全部CGだなんて信じられない!
なんたって風景が素晴らしい。ホンモノのアメリカの風景を見ているようで、すっかり擬似ドライブ体験を満喫。
そして登場する車たちがなんとも愛らしい。車の顔がどれも個性的で可愛い!
しゃべる口もとを、じーっと見てしまう。あまりに自然にしゃべるんだもの、おもしろいったらありゃしない。


笑いあり、愛あり、友情あり…の感動ストーリー。だと思うんだけど、なんせ、ポル語吹き替え!
そ、そうよね、ブラジル人って大人でも字の読み書きできない人が結構多いから、映画はほとんどが字幕より吹き替えなんだろうな。
そんなわけで、細かいやりとりなどは理解できないまま、映像に助けられ、なんとなくストーリー展開だけは把握するという状態。はぁ、悲し。


そんな状態だけれども、十分楽しめる映画。映像の持つ力は大きいね!
さすがディズニー映画だなぁ。
途中、コイは中だるみ?で、席から立って見ていたりしたけど、私の方はずっと画面に釘付け。
ちょっとでもセリフを聞き取ってやろうと必死だったのもあるけど、何より、映像の美しさと、館内に流れる音楽にすっかり魅せられてしまっていた。


映画は嫌いじゃないけど、どちらかというとあまり見ないほう。
DVDを借りてきても、なかなか2時間、家で画面に集中するということが出来ない。
(性格的にも、物理的にもね)
だけど、こうやって、映画館で、映画にしか集中できないという環境に来るのはいいね。
当たり前だけど、100%、映画に入ることが出来るから。


今度は一人で、平日の昼間とかに来ちゃおうかな。ほら、ポル語の訓練とかいう理由をつけちゃってさ(笑)