大騒ぎナイト

普段、うちのダンナは必ず家で夕食をとる。会社の送別会とか歓迎会などの「イベント」がない限り、ほとんど夜飲みに行くことはないし、たとえ残業でどんなに遅くなっても一人で外で食べてくることは皆無。
従って、平日はほとんど夕食の支度というお仕事が発生する…。
いやそんなの当たり前なんですけどね、主婦が夕食をつくるくらいのことは。
だけどたまには手を抜きたいでしょう。夕食のことを考えずにいたいでしょう。
(いやもちろん時々手は抜いてますがね)


で、そんな我が家だけど、今日は珍しくダンナが夕食はいらないと言ってきた。
会社の飲み会があるらしい。
これは、かなり貴重なことだ。
早速わたしは近所のママ友たちに声をかけ、うちで出前の夕食を一緒にとらない?と誘ってみた。
たまたま彼女達のご主人も出張だとか飲み会だとかで、我が家と同じ状況だった。
かくして、4家族ママ4人、子ども総勢8人(アレックス含む)が我が家に大集合!
それはそれは賑やかな、大騒ぎナイトが始まった…。


集まった子は2歳から2年生まで年齢層はまちまち、だけどまぁよく遊ぶ遊ぶ。
遊びに性別も年齢も関係ないのね、と感動するような遊びっぷりだ。
そもそも私、日本にいたころから、お友達をこんなに大勢招いて、家でコイと一緒に遊んでもらった経験がないもんだから、なんとも新鮮な光景。
同世代の子が数人集まったことはあったけど、当時はコイも幼かったしね。


いやぁ、年中児と小学校低学年が繰り広げる遊びは、なんともダイナミックでボリューム大で(笑)楽しげなんだろう。
いつか遊びで使えるかも…と思ってとっておいたテレビの箱(家庭のお風呂並みの大きさ)にみんなで入ってお店屋さんごっこをしたり。
いつもコイが一人実況中継ごっこをしているサッカーゲームを、ちゃんと2チームに分かれて試合形式で遊んだり。
いいねぇ、子どもがたくさん集まるのって!
普段、ブラジル人のお友達としか遊んでいないコイは、久々に日本語オンリーで遊べるのが楽しかったようで、彼にとってもすごくいい機会だった。


子どももこれだけ大きくなると、親の目を常に注がずとも、結構平気で遊んでくれる。
おもしろいことに、まだ7ヶ月のくせに、アレックスまでもが一緒に遊んでいる気分になって、大きい子の周りを歩行器でうろついている。笑顔いっぱいに。
子どもは子どもがダイスキなのね…。


その間、母たちはおしゃべりに興じ、缶ビールを開け(みんな飲める人たちだったのだ!)、おかげさまで楽しい夜を満喫できたのだった。
出前で取った巻きずしにから揚げにギョウザをつまみ、そこはまるで日本?って感じで。
こんな夜はめったにないだけに、私はすごく楽しくて、うれしかった。
そもそも夜は治安により一層気をつけなければならないので、女だけで飲みに行くなんて不可能に近く、そもそもみんな子どもがいるわけで。
でも、ご近所さんなら、こんなふうに家に集まって飲めるわけで。
(今回の友達も、みな徒歩1〜2分圏内に住んでいる。)


というわけで、ダンナのいない金曜の夜を最大限に満喫した私たち親子であった。
これはいいことだ。またぜひやりたいのだ。
会場ならいつでも提供します、ご近所にお住まいの皆さん、ぜひどうぞ!!