ブラジルの歴史、一段落。


隔週で開かれている「知る会」の勉強会があった。会場は持ち回りで、今日は久々に我が家にて。
確か前回に我が家で開かれたときは、アレックスはまだまだよく眠る新生児状態だった。
しかし、今となってはもはや勉強会中に一人でおとなしくしてくれるわけではなく…
ババさんをお願いして、その間は別室で過ごしてもらう作戦だ。
こんなことからも、あぁ、時の流れは早いなぁ…と実感する。


さて、去年の10月ごろにスタートした私たち(9期)の勉強会も、終盤に差し掛かってきた。
テキスト(1985年発行の古い歴史書)に沿って、毎回20ページ程度ずつを一人が担当し、1回の勉強会につき2人がそれぞれの担当内容をみんなの前で発表する…というのが勉強スタイルだ。
今日はそのブラジル史の最も近代の部分、1970年代までの内容を学んだ。
テキストが1985年のものなので、とりあえずこのあたりの年代までで、歴史部分は終了となった。
テキスト後半には、テーマごとの歴史(移民史、音楽史文学史などなど)が記載されていて、今後はそれらを学ぶことになる。


さぁこれでどこからでも聞いてちょうだい!ブラジルの歴史については何でも聞いて!
…と言えるほどの知識には到底達してないけれど、広く浅く、基本的なことは把握したことになった。(ことになった、という辺りがちょっと逃げ腰?!笑)


南米の歴史、ひいてはブラジルの歴史なんて、中学高校時代にもほとんど習わなかった世界。
大学の頃、そういえばラテンアメリカ研究の講義があって、そういえば教授がメキシコのことを「メシコ」と発音してて「変な感じ〜」と思ったことを覚えているが、まぁその程度。
だから、どの歴史もとても新鮮で、興味深いものだった。
歴史上の人物の名前なんて、ほとんど誰一人聞いたことのないひとばかり。
しかもポル語の名前、とんでもなく長いし読みにくいし…。なじみのない内容に時々眠くなることもあったけど、それでも、勉強は楽しいものだった。
ブラジルという国に、愛着がわいてきた気がした。


なーんて過去形で書くと、もう勉強は終わりかと思うけど、いえいえまだまだ先は長いのだ。
今のテキストを終えるのが10月ごろの予定、で、その次は「ラテンアメリカ史」というテキストが待っている。周りの国々について今度は学ぶことになる。
その先は宗教史とか移民史とか、テーマごとのテキストが待っている。
な、なんか、すごいよね…。


でも、仲間内でまったりゆったりと進める勉強会はなかなか楽しいので、気付いたら全シリーズ完了!となっているのかもね。
短い赴任期間中にどこまで進めるかわからないけど(現に、勉強途中で帰国が決まってしまう仲間も多いし)、南米うんちく君を目指して頑張りましょう。ええ。


さてこんな私たちの「知る会」ですが、気付いたら私が入会してからもうすぐ1年が経つのだ。
確かあれは去年の9月の末?? ブラジルに来て間もない頃、
会が主催する会員募集説明会に参加したのだった。
そして今年も、もうすぐ9月がやって来る…。今度は私たちが新会員を募集する番だ。
は、はやいねぇ…。


そんなわけで、サンパウロ在住で「知る会」にご興味がある方はぜひ、お声をおかけ下さい!
まだ募集には早い時期だけど、9月10月なんてすぐやって来ますからね。
今のうちにご質問などあればぜひ何なりとお尋ね下さいませ。