ケンタロウのキムチ鍋


ブラジル戦から一夜明けて、今日の街はいつもどおりだった。
街角のバンカ(雑誌屋)には、カカーのかっこいいシーンがでかでかと掲載された新聞が山積み…。
人々の話題の中にも、カカーがどうのとか、ホナウジーニョがどうのとか、そういう名前が出てきていた。
私の近くのブラジル人たちは、もう少し点が取れると思ってたのに〜と少し残念そうだった。やっぱりそうなのか。
決勝まで行けるんだろうか、あんな状態で… などと、厳しい見方の人もいた。
とにかく、コッパの話題、大好きなんだなぁみんな…。


さて今日の夕食はキムチ鍋。初夏を迎えている日本ではピンと来ないメニューですね(笑)
ブラジルは一応、晩秋。もうすぐ本格的な冬、なんだけど今日も日中はTシャツでOKという陽気。
だけど冷蔵庫に眠っているキムチの賞味期限が切れそうだったので、キムチ鍋にしたのだ。


近所のスーパーで買った豚バラ肉のかたまりを頑張って薄くスライス。
これまた冷蔵庫に眠っていた白菜とダイコンを切って、豆腐とネギを切って。
ごま油で肉と野菜を炒めて湯とニンニクを入れて、最後にキムチと味噌で味付けするだけ…
とても簡単なんだけど、これに一味唐辛子を振って食べたらもう体はポッカポカ。
ごはんも進む進む。


日本ではキムチ鍋のもと(温めるだけでOKのスープみたいなやつ)をよく使ってたけど、もちろんここにはそんなしゃれたものはない。
簡単そうなキムチ鍋、だけどうーんどうやって味付けするものか?と疑問だったんだけど、たまたまめくってみたケンタロウのにんにく・とうがらし―Hot + strong recipes (別冊家庭画報)にレシピが載ってたのだ。
キムチの味によってずいぶん風味が違うと思うけど、今日の味はなかなか美味。
これなら簡単だし、これからの季節にどんどん登場させよう。