レッスン2ヶ月経過

早いもので、週1回のサンバ教室通いも今日で丸2ヶ月が経過した。2月末にカルナヴァルを生で見て感激し、3月から早速教室に入ったのだったよ。あれからもう2ヶ月!


このサンバ教室、毎回とても楽しくて、上手にはまだ全然踊れないけどとにかく音楽に合わせてカラダを動かすという行為がとても気持ちいいのだ。
基本的に音楽系が大好きだから、(踊りのスジは決して良くないけど)この教室は私に合っていると思っている。


サンバのレッスン、イメージ的にはカルナヴァルのノリノリな音楽を大音量でかけて激しく腰を振り踊りまくる…という感じかと思うが(え?そんなイメージ持ってるの私だけ?)、実際のレッスンはちょっと雰囲気が違う。
とにかく、カルナヴァルの音楽に合わせて踊るなんてことは、上級中の上級。
だって、ものすごくテンポが速いのだ。足がもつれそうになって、息が切れそうになって、私にとってはもうそれは踊りの域を超えたハードスポーツという感じ。
もちろん、サンバリズムに慣れるため(?)、先生は毎レッスンの最後の仕上げに、その難易度の高いカルナヴァル曲をかけて踊るんだけどね…。
(ちなみにこの時かける曲は、先生自身が歌詞とメロディーに惚れこんでいるという「Tucuruvi(ツクルビ)」というサンパウロのチームの今年の曲。農業の発展をテーマにしたその曲は確かにメロディーラインがきれいで、歌詞もきれい…だと思う。悲しいかな、ポル語力不足につき、ちゃんとした訳がわからないのだ。うう)


普段は、先生がセレクトした、あまりサンバらしくない曲(おそらくMPB:ブラジルポピュラー音楽、のジャンルになるのだろう)に合わせて踊っている。
テンポがゆっくりなので、サンバステップもゆっくり、じっくり、確かめながらでOK。
ゆっくりの曲は、手の動きの優美さなどが求められるので、それはそれで難しいんだけれどね…。


先生のセレクトはなかなか素敵な曲が多くて、あ、これいいなぁ〜CD欲しいな〜と思うことも多々ある。
しかし、なんと先生はそれらの曲名を把握していないのだ。せいぜい、歌手が誰かということくらいは教えてくれるけど、それじゃ目的の曲が入ったCDを買うことは非常に難しいんですけど…(涙)


ひとつ、私がものすごーく気に入った曲があって。ゆったり、ゆるやかに流れる川のような美しいメロディーに、優しい女性ボーカル…。この曲がかかると、踊るのを忘れて聞き入ってしまいそうになるほど。
で、ある日、自宅でボサノバの曲がランダムに入ってるCDをかけていたら、ん?これはあの素敵な曲ではないかっ!!というメロディーが流れてきた。
急いでCDジャケットを見て曲名を確認したら、トム・ジョビンアントニオ・カルロス・ジョビン:ボサノバの神様みたいなブラジルの偉大な作曲家)の「Wave(波)」という曲であったよ。
レッスンで使っているのと歌手は違うけど、同じように女性ボーカルで、やっぱり素敵だった。うちにあるCDに入ってるくらいだから、相当有名な曲なんだろうね。
知らなかったなぁ。

Wave

Wave

ちなみにうちにあったボサノヴァオムニバスCDはこれ。

フレスカ~ボサノヴァ~

フレスカ~ボサノヴァ~

レッスンで使う曲はその都度入れ替わるから、いつも気に入った曲ばかりがかかるわけではない。けど、おおむねいい曲・また聴きたいと思う曲だからうれしい。
図らずもサンバレッスンで、ブラジルの素敵なMPBを知ることが出来ている。
思わぬ収穫なのであります。


で、肝心のサンバの上達ぶりは…?うーん、どうなんでしょうねぇ。
楽しく音楽のリズムに乗ってカラダが動くようになってきたかな、と自分では思っているけれど。まだまだ優美さ(エレガンチ)とは程遠いな。先は長い!!