くもんで読み書き

caolin2006-04-06



日本の食べ物、車、宗教… 日本のものは何でもアリのサンパウロ
日本の教育も存在するのでした。そう、公文式のKUMON。
我が家の近所にも何軒か教室があるのを知っていたし、知り合いのお子さんたちが通っているというのも聞いていたけど、まさか大人が、ここでポル語を学べるとは思わなかった!


永住組(ブラジル人のご主人を持つ、日本人妻)の某友人がKUMONでポル語を勉強して、なかなか良かったよ〜と言うのを聞いて、へ?くもんにポル語があるんだ…とびっくり。最近、がぜんポル語へのヤル気が沸いてきた私、これはぜひ試してみないと!


今日は初日ということで、まずはレベルチェックのようなテストに挑戦。
一番低いレベル(4A)の理解度確認テストみたいなものだった。
さすがに4A、カンタンだわ〜 アルファベットを部分的に埋めるものとか、絵を見て動詞を当てはめるものとか。余裕余裕、なんて思いながら、制限時間15分のところを7分程度で仕上げて採点へ…。


しかし結果は…不合格っ!!!
鉛筆はlapis、イスはcadeira、ラジオはradio と自信たっぷりに書いたのに、不正解だったのだ。何がダメかって、鉛筆とラジオの a の上にアセント記号(’)を付けてなかったのだ。
くやしい… やられました…。


ポル語のアルファベットは英語とほとんど一緒、ロシア語みたいにRが反対になったのとか、ギリシア文字みたいなのがないから、こりゃラクチンだわ〜と思ったら大間違い。実はaの上につくアセントとか、山型帽子とか、cの下にニョロニョロが付くとか、いろいろとやっかいな記号があるんだったよ…。
会話する上では記号なんてほとんど意識しないけど、書くとなると、これらの記号が思いっきりミスにつながっちゃうんですな。


かくして私は、それこそ小学一年生レベルのポル語の読み書きからスタートすることになったのでありました。
絵を見て単語を覚え、アルファベットの書き方をなぞり書きから始める、というレベル。


それにしてもブラジルでのKUMON、すっかり定着しているようで、日系人の子弟のみならず、栗色の髪、金髪で青い目などの非日系ブラジル人の子弟たちもずいぶん通って来ている。だいたいみんな、マテマチカ(算数)をやってるみたい。幼稚園児から中学・高校生くらいまで、年代も幅広い。
ここでは、算数、国語(ポル語)に加え、日本語と英語も学べる。


さらに興味深いことに、非日系の大人も結構勉強しに来ているのだ。体格のいいヒゲのオジサンが、子どもたちと机を並べ、一生懸命エンピツを走らせている様子はなんとも微笑ましいというか、感動的というか。
ま、私も、現地の子どもたちから見れば、あいうえおを一生懸命覚えているけなげな大人、というふうに映るのかもね…。


次回は月曜日。
月曜までの3日分の宿題をKUMONバッグに入れて、しっかり持ち帰ってきたよ。