美味いカレーは手間がかかる

caolin2006-04-05



今日作ったカレーは、自分で言うのもなんだけど、どこかのカフェで出されてもおかしくないくらい美味しかった〜。これは人様にお出しできるカレーだわ、と思った。
ダンナも珍しく「これ、うめぇなあ!」と一口めで感動してくれた。


写真で見ると、いたって普通の、なんの変哲もないカレーなんだけどね。
実に複雑な味で、奥深い旨さがここに隠されているのですよ。


レシピはこの本から。

「ル・クルーゼ」ひとつで。

「ル・クルーゼ」ひとつで。

しかし、旨い料理は旨さに比例して手間がかかると言いますか…このカレーも非常に面倒なのです。野菜と肉を炒めて煮てルーを入れて出来上がり、のカレーとは比べ物にならないくらい面倒。どの辺が面倒かと言うと、

1・鶏肉は30分ほどカレー粉入りヨーグルトに漬け込み、こんがり炒めて一度取り出しておく。
2・タマネギとリンゴとショウガとニンニクをフードプロセッサーでペースト状にする。
3・炒めタマネギを用意する。(市販のものでいいんだけど、ブラジルにはないから手作りで)


まぁ、書いてみればこれだけなんだけど、普通にカレー作ることを思えばやっぱり手間だよね。だけどこれらさえ準備すれば、あとはクミンやコリアンダーなどのスパイス、それに市販のカレールーと一緒に煮込むだけだから、それほどでもないか。
鶏肉がタンドリーチキンのようにスパイシーで実においしく仕上がるので、普段は1だけでも実践すればいいかも。


ちなみにスープカレー作りはこれよりもっと手間がかかる。
そう思えば、ちょっとの手間でいつものカレーが格段においしくなるこのレシピ、かなり使えるかも。
ブラジルには美味しいカレー屋さんがないから、美味しいカレーを食べるためには、やはり自分で作るしかないのだ。


余談だけど、日頃、栗原はるみやら川津幸子やらケンタロウやらのシンプルなレシピに慣れていると、この本のはどれもずいぶん面倒なレシピに思えてしまう。まず材料の品数が多いんだよね。そして手順が多い。今日のカレーは手間ひまかけた甲斐があるくらい納得の美味しさだったけど、面倒でしかもイマイチの味だと…うーん、と思っちゃうかも。