テレビでパレード鑑賞

私たちは、いわゆるカルナヴァル休暇の初日こそパレードを見に行ったものの、それ以外はただ家にいるだけの、普通の休日だった。
見に行かない多くの人たちは、カルナヴァル休暇は長期休暇=旅行というわけで、サンパウロを離れるケースがとても多いみたい。もちろん他の都市(リオとかサルバドール)のカルナヴァルを見に行く、という人もたくさんいるけれど、あまりカルナヴァルに関連しない普通の海外旅行に行くというのも多いみたいだ。それはそれでいいよねぇ。


で、すっかりサンバ好きになってしまった私たちは、2日目から毎日、テレビでカルナヴァル中継を見ていました。
テレビはテレビでまたおもしろいというか、上空からの様子とか、セクシーな女性のアップとか、そういうオイシイところがクローズアップされて写されるから興味深い。会場全体の様子もよくわかったから、来年はぜひBブロックで見ようね…などと、よさそうな席をチェックすることも出来た。


世界的に有名なリオのカーニバルは、サンパウロスペシャルグループが終わった翌日、つまり27(月)、28(火)にメインのパレードが行われる。それももちろんグローボでテレビ中継されるから、私たちは3日連続で夜な夜なサンバ鑑賞をしたわけです。いやさすがに生ではなくてテレビだから、眠気には勝てず、最初の2チームくらいでダウンしちゃったんだけどね。


リオのカーニバル、私が観た印象だと、山車も衣装もサンパウロのものより派手でお金がかかっている感じ。そして観客席の人数が圧倒的にリオのほうが多い。さすが世界中から人が集まるイベントだけあります。だからこそ1グループに費やせる費用もサンパウロより多いのねきっと。
山車は、電飾づかいが激しくて、何ていうのかな、サンパウロ以上にディズニーランドのエレクトリカルパレード的というか。純粋にサンバの踊りを魅せるというより、装飾で魅せるという色合いが強いと感じましたね。


なんとなく、あまりに規模が大きすぎるというか…とにかく何もかも巨大すぎて、パレードがとても遠い存在のような気がしたリオのカーニバル。パレード時間も1グループ80分と長いし、なんとなく間延びした印象があったな。(サンパウロの65分ですら長いと感じていたからねぇ、だってよさこいは1曲5分ちょっとで踊りきるから。って、またよさこいと比較だけど)
サンパウロのほうがこぢんまりとまとまっていて観やすいよねぇー、と私たち夫婦では意見が一致したんだけど、それはまだリオを生で観ていないから言えること。
やっぱりいつかはリオのカーニバルも体験しないとね。