サンパウロの結果発表

カルナヴァル休暇最終日のきょう、午前中なにげなくテレビをつけていたら、サンパウロのグループの採点の様子が生中継されていた。
そう、パレードには審査員がいて、15チームそれぞれに点を付けていたのだ。


審査項目は、たとえば「山車」「振り付け」「旗持ちダンス」「歌詞」「メロディー」「打楽器隊」などがあり、審査員がそれぞれ10点満点で採点する。
発表はサンバ会場で行われていて、各チームのメンバーもそこに集まり、ドキドキハラハラ、点が加算されていく様子を見守っているのだ。見ていると結構おもしろい。上位争いが僅差の中で繰り広げられ、アナウンスが入るたびに一喜一憂。そりゃそうよね、優勝賞金はかなりの額だと聞く。グループの来年の豪華さを左右する重要なシーンだよね。


そして私たちも素人なりに「あそこがよかったよね、きっと優勝だ」なんて想像しているもんだから、そこに点数が加算されると「ほらやっぱりー」とうれしくなる。


結局、優勝したのは、日本人のツバサくんが踊ったグループ「インペリオ カーサベルジ」。すごいじゃないかツバサよ!
生中継でツバサくんはインタビューされていて(しっかりポルトガル語だったぞ、えらい!)、その場でクルクルと踊りまくっていた。間違いなく、今日一番目立っていた踊り子だったよ。すごいすごいツバサくん!!


上位5チーム中4チーム(モシダージアレグリ、ヴァイヴァイ、インペリオ、ホーザスジオウロ)は私たちが観た金曜日に出場していた。なんとなくトクした気分。
さて15チームのうち、下から4位までとなったチームは来年度、2部に落とされてしまうのだ。スペシャルグループとして最初の2日間に登場することは出来ないのだ。結構シビアな世界、でもだからこそ競い合いがあり、レベルが維持されるんだね。ちなみに今年残念ながら最下位となったのはガヴィオン。日系人タレントのサブリナ・サトウも出場したというグループなのに…。残念ね。
そして来年、2部のトップチームが晴れてスペシャルグループとしてエントリーされるのだ。Jリーグみたいな仕組みだよね。