「サルサ・ボロニェーゼ」辰巳芳子レシピ
せっかく料理が趣味みたいに毎日作っているのだから、自分が忘れないようにするためにも
夕食で作ったメニューを覚え書きとして記しておくことにした。
今日は、「辰巳芳子の旬を味わう」より、サルサ・ボロニェーゼ。
この本は大好きで、見開きの半分が読み物、半分が写真つきレシピになっている。
読み物部分がとても良くて、その料理にまつわる小話、うまく作るためのコツが、
とてもわかりやすくて、優しい思いが伝わる言葉で書かれているのだ。
そして、旬ごと・月ごとにふさわしい料理が掲載されている。
買ってからしばらくたつ本だけど、ずっと読むだけで満足していて、実際に作るのは
今回が初めてかも…。
- 作者: 辰巳芳子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 1999/03/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
サルサ・ボロニェーゼとは、いわゆるミートソース。
ひき肉とみじん切り野菜を、トマト味で煮込むというもので、誰でも一度は作ったことが
あるでしょう〜。
今回のレシピも、とりたててここが特別に違う、というものではないけれど、
ナツメグとかクローブを使って風味よくする点とか、
肉は牛ももではなく牛すねをあえて使う(あまりいい部分は使わないこと)、などなど
ちょっとずつウンチクがあって、それを知りながら作るのがまた楽しい。
大変だったのは、ソースがとてつもなく大量だったこと!
成功させる要点として、「肉は最低800〜1キロは使う」とあるから、
これは守らねば…と思ってレシピどおりに作ったら、もう、我が家で2番目に大きい
鍋があふれんばかりになったよ!
(一番大きい鍋はパスタをゆでる鍋、今日はこのあとスパゲティをゆでるから使えず)
一体、何人分だろう…というくらいの量が出来上がったけれど、
これは冷凍しておけば、グラタンやラザニアに活用できるから重宝するよね。
出来上がった味はなかなかのもの。辰巳さんが本の中で、
「日本の子どもたちも、このソースを使った料理が大好きです。
小さな歯が生えそろったばかりの幼児が、パスタや米、じゃがいも、ラザニア風に
豆腐などを組んだ食べ心地を喜ぶさまは、見てうれしく、安心さえ覚えます」
「安心とは肉を熟知している人々の完全バランスがあるからです。
つまり肉の3倍もの野菜、じゅうぶんな子牛のストック。2時間の煮込み…」
「幼児の純粋な身体が求めるのは当然で、母なるソースの数に入れるゆえんです」
と語っているのもうなづける、優しい味わいでした。
写真撮るの忘れちゃったけど、見た目は普通のミートソースです。。。
今日はこれに、新じゃがの蒸し焼きローズマリー風味と、昨日の残りの
あさりのクラムチャウダーで晩ご飯。息子も大満足だったようで、私も満足!
さぁ明日はこのソースを活用して、なすのグラタンにしようっと。