日本から連れて来て良かった調理器具
ブラジルで仕事をしていない、専業主婦である私の仕事といえば、家事である。(当然だ)
その中でも好きなのは料理。
料理をする気分には波があって、ヤル気がないときは断然ヤル気がないものなんだけど、
最近はしばらく料理の神様が降りてきてくれているみたい。
毎日、日本から持ってきたお気に入りの料理本を眺めては、今日はあれにしよう、明日はどうしよう…
と考えて実践するのが楽しみなのである。
私は和食以上に洋食やエスニック料理が好きなタイプだったけれど、
ここのところ、なぜか気分は和食。たぶん、日本の食材が手に入りやすい環境にいるというのも
その理由の一つかも知れないけど、なんとなくカラダが和食を求めている感じ…
と、それはそれで置いといて。
今回の引越し荷物の、相当な部分を占めていたのがキッチングッズ関係だったんだけど、
それらが今になって大活躍してくれているのだ。どれもこれも、連れてきてよかったと思えるものばかり。
まずは「ごはん鍋」。ご飯を炊く専用の深い土鍋。これが炊飯器に比べて断然おいしく炊ける。
それは日本でも実証済みだったんだけど、こちらの、やはり日本のと比べたら少し品質が劣るお米を炊いても
その威力を発揮してくれている。炊き立てのご飯は本当においしい!
(あぁ〜でも日本は新米の季節… 私も新米を食べたいよぅ…)
そして、あまったご飯を保存しておくセラミックの米びつ。これも大活躍。
米びつは他のと比べたことはないけれど、うちのは約2合ぶんくらいのご飯が入って、
翌日食べるなら冷蔵庫、もう少し保存するなら冷凍庫にどどんと入れておいて、食べるときにそのまま
レンジに入れてチンするのだ。とても簡単だし、湿度もほどよく保たれている感じがして、冷蔵でも冷凍でも
なかなかおいしく食べられる。
3合炊いて、半分は米びつで冷凍して、数日後にもう一度食べるのが我が家のパターン。
次にブラウンの「マルチクイック」。
これは、バーミックスみたいなスティックタイプのミキサーと、
簡単なフードプロセッサー、それに泡だて器がついているセット。
出産のお祝いにいただいて、離乳食作りに活躍したのだが、その後はときどきスープ作りで登場するくらいだったもの。
それがここに来て活用度がアップしている。
このフードプロセッサーで、ひき肉を作るのだ。
ブラジルは肉の国、しかもどどんとカタマリ肉を買うのが主流… ひき肉はないこともないけれど、
売っている店が限られている。しかも牛ひき肉しかないのよ。
だけど鶏そぼろとか作りたいし、餃子や麻婆豆腐には豚ひき肉でしょう。
頼めばひいてくれるという話だけど、それも面倒だし… ということで、家のフードプロセッサーでやってみた。
これがまぁまぁ使えるのです。ちゃんとしたひき肉とは状態がやや違うけど、十分かな…というレベルにはなる。
これでキーマカレーやハンバーグも作れる!
そして「魚焼き器」。これは優秀ですなぁ。
友人kiさんに譲っていただいたものなんだけど、先日ついにデビューしました。
鮭の切り身を焼きました。びっくりするくらい早く焼けるし、こんがりおいしく火が通るよ!
この前、オーブンで焼いてみたんだけど、どうも油が抜けすぎてしっとり感がなくなってしまって
イマイチだったんだよね…。
だけどこれならバッチリ。センサーで魚の重さを感知して、焼き時間を考えて焼き上げてくれる。
さすが、魚焼き器。
今度はアジやサバなども焼いてみよう。ソーセージなどを焼いてもいいらしい。
これからどんどん活躍しそうなマシンであります。kiさん、本当にありがとう!!!
あとは…デロンギのオーブンかな。
こちらのガスレンジにはもれなくガスオーブンが付いていて、とても大きくて立派なものなんだけど
いかんせん温度の調節とかタイマーとか、その辺があまりにシンプルなつくりのために、
怖くて私はまだ使いこなせておりません…。きっと慣れればガスオーブンっていいものなんだろうけど…。
で、デロンギを使ってクッキー焼いたり、オーブン焼きを作ったりしています。
すごく小さいオーブンなんだけど、コンベクション機能も付いているなかなか優秀なもので、お気に入りだったんだ。
これだとケーキもうまく焼けるしね。
郷に入れば郷に従え…なので、本当はこちらにある器具で上手に料理ができればいいんだけど、
やっぱり便利で使い慣れているものが一番だなぁと思う。
せっかく連れて来たんだから、活用してあげたほうが、器具たちも喜ぶだろうしね。