幼稚園見学へ


いつまでも家でごろごろしていては、私にも子どもにもよくないので、やっと重い腰を上げて幼稚園見学へ行くことにした。
と言うか、先日の血液検査があまりに朝早く終わってしまったために、せっかく午前中半休をとってくれた夫の時間がたっぷり余ってしまったので、親子3人で見学に行こうということになったのだった。


まずは、完全ポルトガル語オンリーのS幼稚園へ。ここはガイドブックにも載っていない、現地の語学学校の先生に夫が教えてもらったと言うところ。
アポなしでいきなり門のベルを押すと、快く迎えてくれる。がっ!もちろん先生もポルトガル語オンリー。さぁ頼むよ、夫のサバイバルポル語の出番だ。


事務の女性と少し面談をして、日本から来て間もないこと、子どもも母親も言葉ができないこと、などなどを伝える。言葉の面は、子どもは覚えるのが早いから問題ないよ、と言われる。(母の言葉については言及されず… ううう)
あとは名前や住所、子どもの年齢などの基本的な情報を聞かれる。
そして園内を一通り案内してもらった。


おお、確かにここは東洋人がほとんどいないよ!ブロンドの巻き毛くりんくりんの、可愛い子がたくさん〜。見るからに良家の子女っぽい子ばかりだ。
あぁぁ、見ているだけでうっとりしちゃう…。
そしてここは幼稚園〜中学校までの一貫教育になっているようで、同じ敷地内に元気いっぱいのティーンエイジャーもたくさんいてサッカーや卓球をしている。
というか、これって授業?みんなあまりにも自由に行動しているんですが…。


ともあれ、園内はきれいで新しくて、気持ちいい雰囲気だ。こういうところで育ったら、自然とインターナショナルな感覚が身につくんだろうなぁ、という雰囲気そのものの幼稚園だね。


で、最後に学費や時間などの細かい条件の話を聞いたんだけど、うーん、残念ながら私たちの希望とは合わないなぁ。午前中か午後のみの保育で、給食付の通し保育はないんだって。そして半日の割りに学費が高い〜さすが良家の子女であるよ。
たぶんここに入れば、私も否が応でもポル語をマスターするんだろうが…。


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さて2つめのR幼稚園と3つめのI幼稚園、ここはいずれも日本語が通じるということで気が楽〜。玄関を通されるとすぐに日本語スタッフがやって来て、完璧な日本語で案内してくれるのだ。まさにここは日本?という感覚…。


2つとも条件はよく似ていて、
・給食つきで8時半〜3時まで
・ベースの言語はポルトガル語で、日本語、英語の授業もある
・希望者には、スイミングやリトミック、体育、バレエなどのオプション授業もある
・日本人とブラジル人の割合は半々くらい
と、こんな具合である。
日本でも、ベースの授業のほかにいろいろとおけいこ的なことをやらせてもらえる園もあるんだよね?確か。
なんせ日本の幼稚園事情をほとんど知らないので(うちは保育園っ子だったから)、比較することはできないけど、ずいぶんいろいろとやらせてもらえるものだなぁ、という印象だね。
その分、学費は結構お高いですがね…。日本の幼稚園も月謝はピンキリなのかしら?
こちらは、オプションをいろいろつけるコースにすると、4〜5万円ってところ。
これって高いよね?!


この2つは、日本人とブラジル人の混合タイプだけれど、このほかにも日本人が経営する日本人・日系人オンリーの幼稚園もいくつかあるみたい。
せっかくだからそれらも見学してみようと思う。こうして幼稚園選びが出来るのも、仕事を辞めた今だからこそ、だものね。
今しかできないことは、何でもしてみないとね。


そういえば日本でもそろそろ幼稚園の願書出しのシーズン…?!
こちらでは、あまりに簡単に見学させてもらえるし、もちろん入りたいときに入れてもらえるし(定員なんてあるのかな?)、好きなところを選べるから、幼稚園に関してはとてもラクチンだなぁと思うよ。選択肢もそれなりにあるしね!