日本で見た映画

映画をそれほどよく見るほどではないけれど、今回はこの2か月ちょっとで5本も見た。映画館で。
覚え書きと言うことで書きとめておくことにしよう。見た順に。


◆「ぐるりのこと」

リリーフランキー氏が主演。でも演じてると言うか、すごくすごく自然だったんだよなぁ。
初めて授かった子を流産し、どんどん精神的につらくなっていく妻をさりげなくフォローしていく夫の姿。
ちょこっと報道部の司法班みたいなシーンもあったりして、なんか妙に感情移入出来てしまう話だった。お風呂のシーンとか、妙にリアルだったなぁ(笑)
(札幌のスガイシネプレックスにて、7月中旬に)

ぐるりのこと (新潮文庫)

ぐるりのこと (新潮文庫)

◆「ポケモン ギラティナと氷空の花束 シェイミ

コイが切望するのでわざわざそのためだけに旭川まで出かけて公開翌日に見たという気合いの一本。
アニメらしく絵が鮮やかで、ポケモンたちも可愛くて、案外楽しめます。去年のダークライのよりキャラが可愛かったせいか、全体的にほのぼのとまとまっていたかな。
それにしてもあの混雑ぶりはものすごかった…。旭川以北の小学生がみんな集まってるんじゃ?ってくらい、すごい人気でした。
旭川東宝にて、7月末に)

◆「闇の子供たち

同名の小説を映画化したものなんだそうだけど、これはかなり衝撃的。見た後、いろんなショックが重なって、観客誰も口を聞けず…って感じ。帰りのエレベータ、シーーーーンと静まり返っていたものなぁ。
タイの子どもが臓器売買とか幼児売春といった社会問題に巻き込まれていて…これはもう半分実話でしょうってなくらい、リアルな作品。
これまた新聞記者である江口洋介が主演なんだけれども、やはりマスコミに身を置いた経験のあるものとして&海外勤務中の身であるものとして、あまりに自分にとってもリアルな面が多く。
見ていて辛くなり、でも見ずにはいられなかった。見終わって、ふぅ〜、というか、はぁ〜、というか、ため息ともつかない息が思わずもれてしまった。
こんな映画はそうそうないと思うよ。
どこの映画館でもやっているわけではない(上記の「ぐるりのこと」もそうだったけれど)ので、なかなか人目にはつきにくい作品かも知れない。
私も、ぐるりのことを見に行った時の予告編で見て知ったんだもの。
いろんな意味で考えさせられる。キツイけど、おすすめの作品。
(札幌のスガイシネプレックスにて、8月中旬に)


◆「崖の上のポニョ

みなさんおなじみのジブリ映画。宮崎駿氏の最新作ですね。
実は私、宮崎作品を映画館で見るのは初めてですのよ。過去作も、まともに最初から最後まで見たことがあるのは「チヒロの旅」(ブラジルでDVDを買ったらポル語タイトルだとそうなった。本当は「千と千尋の神隠し」よね)。
これも子どもたちにせがまれて。
コイと義父母は横浜で一足先に見ていて、コイなんてかなり気に入っちゃったみたいで、本まで買わされちゃったよ。そして本好きでもない彼が、真剣に読んでいる…。恐るべし、ポニョ。
義母いわく、「主人公の男の子がコイみたいなのよ〜」と。うーん、それは興味深い。
ということで先日、アレックスと二人で見に行った。

すっごい絵がキレイね〜。同じアニメ映画でもポケモンとはまた全然違ってて。色がとってもキレイでびっくりした。
福山をイメージしたという風景も素敵で。福山は義父母の出身地、ということでまた感慨深いものがあり。
ポニョも動いているとすごく可愛い(笑)単体だと、なんか微妙だよね…?!
お母さん役の声を、ダンナが大好きな山口智子を務めていたり。なんかいろいろつながって、楽しめましたよ、とっても。
すっかり子どもになりきって見てしまったのか、あまり深く考えずに見てたのか、思ったより楽しめた。そんな自分にびっくり。ナンセンスな部分も多いんだけどね、まぁだってこれは物語だし。アニメ映画はこういうのがいいんじゃないの?
来年は福山に行くぞ〜〜〜。
(海老名のtoho chinemasにて)

◆「NARUTO 疾風伝〜絆」

こちらもコイに激しく懇願され…。しかし、上映している映画館が少ないうえ、一日1回しか上映がなかったりするのよ〜。マイナーなのかしらっ???
比較的近くにある「ららぽーと」(鴨井)まで行ってきましたよ、昨日。昔から「ららぽ好き」な私なので、もう映画どころじゃなくて買い物〜〜〜となる気持ちを静めるのが大変(笑)
で、ナルト。最近のアニメは本当に美しくてまいっちゃうね。あの大画面いっぱいにきれいな色があふれ…。ドルビーの大音響ではヒュンヒュン、ガシャンガシャン、ドカンドカンと男子アニメならではの効果音がわんわんと鳴り響き…
これはこれで魅力的。
私もナルトをまともに見たり読んだりしてないので、登場人物はなんとなく名前を耳にした程度で見に行ったんだけど、その程度の予備知識でもちゃんとストーリー理解できましたよ。
いい話だったなぁ…。感動のあまり、はからずもハンカチが登場してしまったシーンもあったりして。
ナルト、あなどれませんぞ。
残念ながらもう上映期間が終わるところが多いね、首都圏は。夏のお楽しみだったんだなぁ。
(鴨井ららぽーとのtoho chinemasにて)

劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝 絆 オリジナルサウンドトラック

劇場版NARUTO-ナルト-疾風伝 絆 オリジナルサウンドトラック

あえて洋画を選ばないのは、洋画はブラジルでも見られるから。でもやっぱり、日本語字幕で見たいけどね…。ストーリー、100%理解したいよね…。
子どもたちの日本語力強化にも、良質なアニメ映画はすごくいいと思った。
私のストレス解消にも!