京都2日目

曇り空がだんだん晴れて行き、青空の割合が増えていった2日目。
まずはホテルの朝食バイキングで目を覚まそう!
さすが高級ホテル、品数豊富で味もなかなか。驚くほど美味しいパンとか、感動するくらい新鮮なサラダっていうのもないけれど、もちろん平均点以上の美味しい朝食。ドリンク類が充実していて、流行りの?お酢ドリンクもあったり。
京野菜も取り入れていて、朝からリッチな気分…。


そして午前9時からオープンの朝風呂へ。そう、ここには最上階の温泉があるのですよ!
もう、ホテルに温泉が付いてなきゃヤダ、ってくらい、私の宿選びの重要なポイントになってるかも知れません…ははは…。
1回1545円を払うんだけど、眺めはいいし、半露天風呂もあるし、お湯はあたりが柔らかく心地いいし…で、料金に見合う価値あり!!!
すっかり朝からリラックスです。
深夜・早朝はクローズされちゃうのが残念。ほんとは朝食前に朝風呂、あびたいよねぇ。しかも午前中のサービスは8月いっぱいの日曜日だけとか。もったいないのぅ。


角が銀行、奥がホテルであります。素敵だよねぇ。


結局、チェックアウトの11時までホテルで過ごし、ようやく観光に出発。
今日の目的地は貴船。夏限定の川床で流しそうめんを食べるのじゃ〜!と意気込んでいたのだけれど…
最終的には貴船にはたどりつけず。
だってね。まずホテルから京阪三条の駅に向かって歩いてる途中に、もうなんとも可愛くて素敵なお店がたくさんあるんだもん。



最初に立ち寄ったのが、ちょっとしたショッピングモールになっている「新風館」。これがまたおしゃれなつくりでねぇ…。キャミソールを買うために入ったんだけど、すでに秋の装いで、思いのほか買い物は難航。
ついつい別の店も寄ったりして、ここで時間を費やしてしまった!


そして三条通り。
ここがもう!買い物せずにはいられないってくらいの、可愛いショッピングストリート。全然知らず、ただ単に駅に向かう道として歩いただけなんだけど、次々に現れるショップに心奪われ…。
とりわけ目を引いたのが、エルベシャペリエ路面店。東京は代官山にしかないと思ってたら、京都にもあったのね〜。
ここのバッグ、Bちゃんも私も大好きで、かなり愛用していたため今やすっかりくたびれ、家での貴重品入れになり下がってしまったのだが…またいつか出会えたら買いたいな〜と、ずっと心の中にその思いがあったんだ。
そんな中での路面店発見。これは狂喜乱舞しないわけがなかろう。そして衝動買い…。でも納得の衝動買いなのだ。
これだけでも京都に来た甲斐があるってものよ。(しばらく日本未入荷状態だったんだよ、この形。)
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さんざん寄り道して、目的地の京阪三条に着くころにはすでに午後1時を過ぎ…。
ここから貴船って、さらに1時間はかかりそうな…。
もう流しそうめん終わるよねぇ、っていうかすでにランチタイムだよねぇ。ってことで、いさぎよく貴船をあきらめ(来年に持ち越しじゃ)、近場でランチすることにした。
狙っていた京野菜リストランテは残念ながら日曜休み。湯葉の店にも心惹かれたけど、さきほど通り過ぎたすきやきの老舗・三嶋亭もいいじゃない!
ということで少し戻って三嶋亭。


戻る途中、豊臣秀次一族のお墓があるというお寺を見つけたので立ち寄る。高瀬川沿いにあるその小さなお寺には、殺されてしまった一族、何人もの名前が入ったお墓が…。
小さい子が何人もその中にいて、胸が痛んだ。
日本の歴史をほとんど勉強せずにふらっと入ってしまったけど、こういう場所ひとつひとつに物語があり、歴史があるんだよなぁ。



さて、三嶋亭とは。
風格漂う、和モダンな歴史あるすきやき屋さん。階段を上るだけで気分が高まるねぇ。

夜は1万円以上する超高級店なのだけれど、昼は3150円で楽しめるのだ。夜はお姉さんが焼いてくれるけど、昼は自分でやるのだ。
その違いはあるけれど、断然、お昼はお得よね。




美しい霜降り和牛にまずはうっとり。
砂糖をまぶしてから焼くと言う伝統の作り方にややびっくり。
そして一口食べて美味しさに感動…。さすがだなぁ。日本の肉は美味しすぎる。
それにしても。二人で肉5枚ってどうなの?!なんなのその割り切れなさは?!(いや仲良く半分しましたけどね、最後の1枚を)
しきりにおかわり肉をすすめるお姉さん…でもここはぐっと我慢。だって晩御飯が入らなくなるもの!(肉が高価、という理由も大きいが)


腹ごなしに歩いて次の目的地、「青蓮院」に向かおうとするも、あまりに暑くてついついバスに乗る。
いちばん近いバス停は「神宮通」。よーしそろそろだ、と思ったらバスは思わぬ方向に曲がってしまった。でもここで降りなきゃ!
目の前には大きな朱色の鳥居が。
これってもしかして平安神宮ってやつ?!神宮通ってのは、平安神宮通りのことなのね?!




ほんと、今回、なーーーんの計画もなしにぶらぶらして、目にとまったものを見て、食べて、写真撮って。
で、平安神宮ですよ。
この大鳥居に実はものすごく感動してしまった。何にって、あの巨大さ。あの色。神聖さ。
ちょうど見事な青空だったこともあって、赤と青の織りなす風景がもうオブジェみたいに美しくて…。


続いてようやく本日のメインイベント(?!)、青蓮院へ。しょうれんいん、と読み、たまたま買った「キョースマ」という雑誌で紹介されていたお寺。
親鸞聖人が得度したお寺で、皇室ともゆかりの深い由緒あるお寺だそうだ。天台宗だそうだ。
ここのポイントは大きな楠。その木陰に入ると、蒸し暑さを忘れるほど涼しい。
木で包まれたお寺は、夏にさわやか。京都の夏もいいじゃない!





お庭も立派で、紅葉すると見事だろうなぁ〜と思えるもみじの木が何本もあった。秋はライトアップされるんだね。


それにしても、京都のお寺って、成人してから見学すると、なんとも言えず味わい深く、ありがたいものと思えるね。修学旅行で来た高校時代には全くなかったような感情。何だろう。
その場所が持つパワーを、なんかこう、体にためこめるような。
逆に言うと、このくらいの年になると、無意識にパワーを求めているのかも知れないねぇ…。パワーというか、何と言うか。
不思議な感覚。
お寺っていいなぁ。



庭の一角に、かわいい子坊主さんの銅像が。
親鸞聖人の童像でありました。うちのお寺も親鸞さま系なので、なんともありがたい気持ちになり、手を合わさせてもらいました。


次なる目的地はアイス屋さん(笑)
あるくには遠い距離だったので、知恩院あたりで流しのタクシーを拾って乗車。
ほんと、京都のタクシー運転手さんは観光客慣れしてて、いろんなことをよく知っている!少し乗っただけでも楽しめた。
目的地は「京きなな」という名のきなこアイスクリーム屋さん。舞妓さんが出てきそうなお茶屋街(花見小路通)付近にあり、風情満点。
そこを歩くだけでもわくわくするようなニッポンの通り。外人さんの姿も多かった。




お店はそう大きくなく、店内に行列が出来ていた…。でも15分ほど待ったところで席が空いたのでラッキー。テーブル席は2階だった。
食べたのはこれ。3種類のきなこベースのアイス(プレーン、あずき、よもぎ)を使った和風のパフェ、名前はハポン。なぜかスペイン語だ。
きなこや白玉がふんだんにあしらわれ、これぞ日本のデザート!!!幸せなひととき〜。


そうこうしているうちに午後6時。もはや、錦市場も閉まってしまうよ…。生麩は次回のお楽しみだなぁ。
晩御飯が入るようなお腹ではなかったんだけど、本日最後の目的地、「イノダコーヒ」本店へ。軽くコーヒーだけ飲もうか、ということで。
しかし8月一杯の限定メニュー「京野菜を使ったサラダセット、1050円、コーヒーとクロワッサン付き」が目に入ってしまった。どうみても朝食向けでしょ?というラインナップだが、サラダだしヘルシーだし〜、と結局食べてしまう。
おそるべし私の胃袋。



サラダはとてもおいしくて、特注のオリジナルのハムがまた絶品で。コーヒーはもちろん美味しいんだけど、それ以外で感動してしまう私。
コーヒーグッズなど、ロゴ入り商品もついつい買ってしまい、あぁまた散財…。


Bちゃんとは大阪で別れ、私は伊丹のNちゃん宅へ。2次会は泊まりがけでNちゃん邸だっ!
伊丹駅隣接の巨大なイオンモールでつまみとビールを買いこみ、Nちゃんのアパートへ乱入。なかなか眠らず大人のお付き合いをしてくれたKちゃんともども、日付が変わってもなお、飲み続け語り続けました…。
長い1日だったわ。