山の中の一軒宿、カミホロ荘で露天三昧


今回の宿は、以前から興味を持っていた十勝岳温泉のカミホロ荘。国民宿舎という名前が付いていたように記憶しているけれど、今は株式会社になっているので、経営者が変わったのでしょうかね。
まぁそんなことはどうでもよいのですが、今回はじゃらんにてネット予約しました。
あぁ日本語でネット予約できるって、なんてラクチンで便利なんだろうねぇー。100%理解できる言語があるって素晴らしいねぇー。
(そういえばポル語をしばらく見てないぞ…=宿題やってない…)



ファーム富田イーストを出て、山に向かって走ること30分弱。
道中は結構なくねくね道。これ、冬の雪道はかなり怖いだろうなぁ…。標高もどんどん上がって行き、周りのマツの種類も変わってきます。
着いてみたら、目の前に山!という迫力。緑の山と青空が美しい。けど、雪山が迫る冬も素晴らしいだろうなぁ。


チェックインしたのが6時。夕食の時間は6時から8時までの間ということだったんで、7時に予約して、まずは何はともあれお風呂へ!
これがもう。素晴らしい眺めで。
時はまさに夕刻。今日の空には夕陽を大きくさえぎる雲はない。
ってことは!
夕日好きにはたまらない、絶景の夕景が眺められるではないですかっ。しかも露天風呂につかりながら!!!


めったにやらないんですが、今日はやっちゃいました。
デジカメを持って露天風呂!
おかげさまでお客さんも少なく(いやーこの時間に露店風呂にいないなんてもったいなさすぎー)、私と、茨城県から来たおばさま二人だけの絶景。
お風呂のへりにデジカメを置き、刻々とうつりゆく空の色を楽しみながら、ぬるめのお風呂を満喫…
幸せすぎです…。



茨城県のおばさまは、旅と露天風呂が好きで、ずいぶんあちこち歩かれたそうですが、これほどの夕日に出会えることはそうそうないわよ〜と絶賛しておりました。
さすがに一眼をお風呂に連れていく気にはなれなかったので、ファインピクスにお供頂きましたが、こんなにきれいな空の色。
うっとり。
夕日が沈んだのはちょうど夜7時頃。あわてて浴衣に着替え、夕食会場へ向かいました。


そう。残念なことに、ここは部屋食じゃないのよねぇ。
でも、子連れには畳の大広間を用意してくれていたので、それで充分!
肝心のお料理ですが、今回は「上ふらの豚プラン」を選択。この町は豚肉が有名なのよねぇ。これを席で鉄板焼きでいただくコース。


この豚肉はとても柔らかく、美味しかったのですが、残念なのはほかのお料理が冷え切っていたこと…。
6時からスタートすればまだアツアツだったのかも知れませんが、その後、温めなおされた気配もなく、6時から冷め放題状態だったようです(涙)
天ぷらとかねぇ、ここにレンジがあればチンするのに!と思いたくなるくらい冷えていて。ほんっとに残念でした。
あとからホームページを見直したら、美瑛牛プランの方が内容が良さそう。メイン以外のお料理が、豚プランと全然違うのね。
そこまでチェックしてなかったわ〜。
そっちだったら、もしかしたらアツアツで提供されたかも?!


と、まぁ、やや期待外れの夕食だったのですが、浴衣でリラックスしながら生ビールを飲めればそれでよし!という単純な私なので、すぐに気分回復。
その後、夜遅くに一人で入った露天風呂では、星空がとても近くて、北斗七星が目の前に輝いてて…夕日に負けず劣らず最高の気分でした。
泊まり旅の魅力は、やっぱり、朝も夜も夕日もすべて味わいつくせるところにあるよね。
風連の自然も素晴らしいけど、風連にはないものもたくさんある。北海道は奥が深いよ〜。


さて夕食に比べ朝食はなかなかナイスだったので記しておきます。
いわゆるバイキング形式なんだけど、料理の品数も多く、ご飯も美味しく牛乳も美味しく、満足できました。
お部屋は普通の和室。できれば予約の際に、窓から町が見下ろせる方の部屋をリクエストすべし。
廊下をはさんで左右に分かれている部屋は、完全に夕日サイドと山サイドに別れちゃいます。もちろん夕日サイドのほうが素晴らしいので、ぜひリクエストしましょう。
我が家は、チェックイン後に気づいて、部屋の変更をお願いしたけど無理でした…。
ま、露天風呂やレストランから夕日が見えるから、納得できたんだけどね。