道の駅なよろで、名人落語と現代邦楽の夕べ


地元、風連の道の駅「もち米の里なよろ」で、「落語と現代邦楽の夕べ」というイベントがあった。
先週のひつじ祭りといい韓国フェアといい、田舎でも結構まめにチェックすると、いいイベントが転がっているものです。


イベントは2部構成になっていて、最初は現代邦楽。
大学時代を強烈に思いださせる、都山流の尺八奏者二人がメインとなる演奏で、「春の海」だけは地元・名寄の生田流奏者が琴で参加していた。
尺八ふたりの合奏を、目を閉じて聞いていると、本当に大学時代にタイムスリップした感じになる。
当時、私は女子大の筝曲部だったけれど、近隣の大学の尺八部と一緒に活動していたのだ。年に一度の演奏会でも、今日のような尺八2名による合奏がよくエントリーされていた。
懐かしいなぁ。
そして、尺八2本による合奏は、やはり今でも強烈に眠気を誘うのであった…(それだけリラックス効果も高いってことで。)


第2部でいよいよ落語家が登場!
桂米丸師匠のお弟子さんだそうで、桂米福さんという方だった。ここは米の産地、そして道の駅の特産品は大福もち!ってことで、米と福、なんてピッタリなお名前なんでしょう。


落語を本格的に生で聞くのは初めてかも…。
正直、それほど強い興味があったわけではなかったけれど、いやさすがプロの噺家さんは違いますな。
なーーーんの予備知識もない私だったけど、気づいたら笑ってた。ゲラゲラ笑ってた。


本題は、有名な「時そば」という題目だったんだけど、それに至るまでの小話がたっぷりとおもしろくて!
声色遣い、動作、間の取り方、目線… すべてにおいて、よく計算されている。計算づくで笑わせてると思うんだけど、そうとわかっていても笑っちゃうのよね、思わず。
上手なんだよなぁ。


本題の時そばは、そば屋の客が勘定をごまかすという話なんだけど、なんとなく聞いたことがあるようで知らなかった話。
トータル的に、よく出来ているなぁ…と感心したよ。


まさか風連で尺八と落語を楽しめるとは思わなかった。これも縁ですなぁ。
私のモットーは、「そこにいる時にしか出来ないことをめいっぱい楽しむ!」
風連で楽しめることは、めいっぱい楽しみたいのだ。


ところで、こちらの「道の駅もち米の里なよろ」は、今年の4月末にオープンしたばかりのとても新しく気持ちいのいい道の駅。
もともとこの場所にあった「風連特産館」がバージョンアップした形だ。

ここで販売されているソフト大福が名物。もち米の作付面積、収穫量ともに日本一を誇る名寄市です。大福もちのみならず、もち米を使った特産品をいろいろと生み出しているようです。
たとえば、ネーミングも可愛い日本酒「ゆきわらべ」。
大福もちに生クリームが詰まった、クリーム大福も人気だそう。

このほか、米粉を使ったシフォンケーキやパン、お菓子などもありました。シフォンケーキは私も食べてみたけど、もっちりふわふわな食感はなかなかのものでしたよ。


店外の特設会場では、近隣で採れた野菜の即売市もあり、もぎたてトマトやキュウリ、ネギなどが買えます。
この町で収穫された大豆を使って作られる超おいしい豆腐、宮城屋の豆腐も買えるんですって!
いつの間にかこんなに立派な施設が町内に出来て…なかなかやるじゃん、風連!と、なんとなく誇らしい気持ちになってしまいました。
ふるさとが注目されるのはうれしいもの。
なので、私もこれからどしどし宣伝していきたいと思います。国道40号線をご利用の皆様、ぜひ道の駅なよろにお立ち寄りくださいませ〜!!