魅惑の北海道グルメ本


たまに北海道に帰ってくると、北海道関連の本がずいぶん増えたなぁと感じる。
ポロコとか北海道ウォーカーなんかは、私が札幌に住んでいたころ…かれこれ10年近く前になるが…から続いている。
息が長いなぁ、と思う。
ママ向けの地元密着雑誌もいくつかある。これは当時、自分がママじゃなかったからその存在に気付かなかったんだけだと思うけれど。


目を見張るのが、グルメ関連の本である。
飲食店情報の辞典のように活用していたYellow Page of Sapporoは、今も毎年刊行されているようだ。(ここが札幌ではないので、今年のバージョンを手に取ることは出来ないけれど…。地方都市には置いてないのかなぁ)
名寄でも売られていて、当然のように買ってしまったのがこの2冊。



「死ぬまでに食べたい」


このサブタイトルがすごい。「札幌の食通、金持ち、業界人に訊いた あの店のひと皿、あの一品」。
札幌の食通はわかるが、金持ちと業界人って…
業界人って… この場合、マスコミ関連勤務者を指すのでしょーか…
ま、確かに、お金持ってるからいろんな店のいろんなものを食べていそうですが。


それはそうとして、真っ赤な表紙もかなりインパクト大なのであります。
中身は、見開き2ページにぜいたくに一店舗ずつ掲載されていて、右側がどどーんと料理の大きなカラー写真。
この写真がもう見てるだけで生唾モノ。
左にはごく短い紹介文と、地図や営業時間などの情報、さらに小さいカットの写真が数点。
ちょっとした料理写真集と思えるくらい、きれいでうまそうな写真が満載です。



この中に登場する店で私が行ったことがあるのは、
一心亭、いのこ家、ダイニング&ワインバーケルン、ドン・パスタ、クロックの5店のみ。
半分くらいは、ここ5年以内に出来たと思われる、私の知らない新しい店の名前でした。しかしどれも魅力的だよなぁ〜。
ステーキ&ワイン いしざきの「極上シャトーブリアン」100g1万500円とか、確かに生きているうちに一度は食べてみたいと思うようなお姿だ。
っていうか、そんなに高い料理が札幌に存在するなんて…。


もう1冊は、


「あすらんて」

あすらんて [2007-2008]

あすらんて [2007-2008]


こちらは、写真なしで、シンプルに数行のみの紹介文で構成されているレストランガイドなんだけど、掲載されている店がなかなかいいと思う。
札幌だけでなく、地方都市も少しずつではあるが網羅されているのもうれしい。


NPO法人あすらんて制作委員会、という市民組織が作ったというのもおもしろい。こちらは、各地の食通と言われる人たちに店を推薦してもらって精査したそうで、高級店から庶民的な店まで幅広くそろっているのもありがたい。
巻頭には、簡単な北海道マップや路線図、高速マップと料金表など、観光に役立つ情報もコンパクトにまとめられている。これ1冊、車に積んで、グルメスポットめぐりなんてしたら楽しそうだなぁ〜。
っていうか、もし札幌に住んでたら、休日の過ごし方は間違いなくそれだな(笑)


そういえば、ダンチュウの先月号も魅力的でした。思わずバックナンバーをアマゾンで取り寄せてまで読みました。
こちら。「北海道と九州を食べつくす」

dancyu (ダンチュウ) 2008年 07月号 [雑誌]

dancyu (ダンチュウ) 2008年 07月号 [雑誌]


こういう本を眺めているだけで幸せ。そしてさらに、ちょっとここから足をのばせば実際にその店にたどり着けるという距離にいることもまた、幸せ。
(ブラジルにいたら不可能だもんねぇ…)
(ごめんねぇ、ブラジルでお留守番中のダンナさま…)