Costa do Sauipeにて


バイーア、というかサルバドールを代表する一大リゾート地に、コスタ・ド・サウイッピというところがあります。
広大な敷地内に、ルネッサンスとかマリオットとか、オールインクルシブホテルのブリーズとか、大型ホテルがどかんどかんといくつも建っていて。
国際大会も開かれるというテニスコートがあって。
ボートに乗れる大きな池があって。
もちろん、ビーチがあって。乗馬もできて。
中心部にはちょっとしたブティックやレストランが並ぶエリアもあって。


とにかく、ここにいれば何でも楽しめる!という滞在型のリゾートエリア。
ここに18ホールのゴルフ場もありまして、我が家は月に1〜2回のペースで、日曜に利用しております。
サンパウロにいたときのように、日系のゴルフ場の正会員になって月会費を払ってプレーし放題!!という状態ではなく、ビジターとしてその都度、支払います。
でも、サルバドールゴルフ会(ゴルフ愛好者による組織)に年会費を払って入会しているおかげで、普通のビジター料金の半額近い値段でプレーできるのだ。
これはありがたい…。
(ちなみに日曜の1回のプレー代は、カート込みで約7500円くらい。)


この日は2度目となるプレーだったんだけど。
いやぁ…前回同様、ボールをなくすなくす(笑)
水に落としてなくす、というより、ラフに入ってしまって見失う…というタイプなんだなぁ、ここは。
森はないけど、低い灌木と砂地のラフが多くて、しかもすごく入りやすい。というかそれは腕前の問題か(苦笑)
今回はそれに加え、普通にちょっとだけフェアウェイをはずれただけのボールが、なぜか見つからなかった…
ラフが深かったのもあるけど、あるはずのボールが、なかった…。


おかしいなぁ、今までそんな不思議体験はなかったのにーーー。


理由はある。
サンパウロでは、カートではなくキャディを必ず帯同させていた。だから打ったボールは、最低でも4人の眼で追っていた。
4人もいればだいたいボールというものは見つかるもので。
しかも、打ったらすぐにキャディとともにボールめがけて歩いていけばいい。それぞれが、それぞれの方向へ。


しかしここではキャディなしで、1台のカートで回る。
ボールを追う目は、二人分しかない。
カートは1台だから、すぐに自分のボールのもとへ迎えるとは限らない。先の人の場所へ行っているうちに、自分のボール位置をつい見失ってる…
ということが発生するのだ。


これは、常にフェアウェイキープができれば発生しないトラブルですが(笑)
私たちのようにへたっぴペアだと、ほんと、ボール問題は大変…。このコースに、通産2日間で、二人で10個以上貢いでしましましたよ、ええ。
下手すぎ。


それでも、コース自体はきれいだし、グリーンも割と素直だし、素敵なコースだと思う。
遠くに海をのぞみながら、というのも気持ちがいい。
憧れの、「海に向かってショット!」という場所こそないものの、吹く風が森林のさわやかさとはまた一味違って、いい感じ
(写真は、ドライビングレンジ)



ところで、ここには当然、PLにあったようなキッズルームはない。
では子供たちはどうするか?というと、なんと一緒にカートに乗ってコース内を移動するのだ。
PLや日本では想像もつかないことだけど、ここではそれが認められている。リゾートに遊びにきた家族連れが、子供を4人乗りカートの後部座席に乗せてプレーしている様子をよく目にする。
というわけで我が家もその慣習にしたがい、子供達も一緒にグリーンに出ている。
もちろん、カートに常に乗っていることが条件でね。
とはいえ、時々カートを降りてラフを歩いたりするし、実はコイは何度かティーショットもしているけれど。
かーなーりガラガラなので、それも大丈夫みたい。
すごいゴルフ場だ…。
(アレックスなどは、カート上で昼寝をしたりする。つわものだ。)


さて気になるスコアはといいますと、案外いいのよ、これが!
最初に回った時は、なんとベストスコアに近い112!!!
2回目も確か120を切った。
どうした?私???
ブランクがあいた方がスコアがいいってどういうことよ…。
ま、たまたまフェアウェイウッドがよく当たったということなんですけどね。あと、アプローチで大たたきをしなくなったことかな。


というより、PLが難しいんだと思う、やっぱり…。特にグリーンがね、あの起伏と波打ち方は、私にはどーーーやっても難しかった…。


スコアは良くなった。
なのにボールをなくしまくるって…。どういことよ?
次回は、スコアよりボールを大切にいこう(笑)


いつもはサルバドールの自宅から日帰りで(車で約1時間半)このサウイッペまで来ている我が家だけど、この日は初めてエリア内のホテルに泊まってみた。
宿泊費はリゾート価格だから安くないので、そうそう利用はできないんだけどね。
今回はマリオット。海の見える部屋で、なかなか快適だったよ。部屋からの眺め…高層階ではないので海はこんな感じに見えますが。



ベビーシッターをお願いしようと思ったら、1時間30レアルという恐ろしい金額を言われてびびったり。
スパでのマッサージが80分190レアルだったり。
何かとリッチ価格な、お金持ち仕様のリゾートでありますが、まぁだからこそ雰囲気はいいしのんびりできるんだけどね。
夜にのんびり海沿いを歩く…ということを、泥棒の心配なしにできるのも、こういったフェッシャードな(閉ざされた)空間だからこそ…。


サンパウロからだと、飛行機に乗って飛行機代をかけてここまで来るのに、家から車でちょこっと来られるなんて、ありがたい話だなぁと思う。
ここには、ないものもたくさんあるけど、サンパウロにないものもたくさんある。
そのかけがえのない一つが、こういった身近な存在の、ビーチリゾートだね。


(ビーチ沿いの遊歩道にあった、大木をくりぬいて加工した素朴なイスが妙におしゃれで心地良さそうだった〜。)