コイのリクエストで、映画スピード・レーサー

今日はかなり久々にサルバドール晴れ!真っ青な空と、真っ青な海がとても気持ちいい。
じりじりと熱い太陽がやっと戻ってきた。
でも、いつまで続くかなぁ。
とりあえず、今、連休中でサルバドールに来ているサンパウロの方々に、ノルデスチらしい暑さを体験してもらえるのはうれしいこと。
今日なら、海遊びも楽しめるよね。


で、私たちは、コイの強烈なリクエストに応えて、映画館で映画を見てきた。暑い日の映画館は大変ありがたい。(冷房効きすぎで寒すぎる感もあるが。)
彼の選択肢は二つあった。Homem de Ferro(鉄の男?アイアンマン?)か、Speed Racer(スピード・レーサー)だと。
私は全然知らないんだけど、学校の友達の間で話題になってるんだそうだ。ブラジル人って結構、映画好きだよね。前の幼稚園でも、ハタトゥユ(ラタトゥィユ)だのタルタルーガ・ニンジャだのと、よく映画の話題を子供同士でしていたものね。


さっそくシネコンのサイトで上映時間などを確認。
すると、鉄の男は10歳以上とか12歳以上となっている。
スピードレーサーは、あるシネコンでは10歳以上、別のシネコンでは制限なしとなっている。
うーーーん。そういうのって、映画ごとに基準があるんじゃないの?映画館ごとに決めるもんなの?
まぁ深く考えないとして。
6歳のコイに、10歳以上とうたわれているものはちょっとキツイだろう、ってことでスピードレーサーに決定。


要するにこれはカーレースの話なんだけど、なぜか随所に日本を感じさせるシーンが出てきて不思議な感じ。
レースの実況をするアナウンサーの一人が日本人だったり。
日本語セリフのアニメが一瞬出てきたり。
そして聞き覚えのあるメロディーも… 確かこれはマッハゴーゴー、ってやつでは???


極めつけは、日本人の俳優さんまで登場したこと。
しかし、悲しい私の記憶力…とっさに彼の名前を思い出せない。
ええと渡辺謙じゃないよね?いくら外国映画だからって、渡辺謙じゃないよなぁ…
ええと、このシャープさは、そうだ、三上博史だ!そうだ、そうに違いない!!!


そう思ってエンドロールの役者リストを楽しみに見ていたら、違ったよ。
真田広之でありましたよ。
そう言われればそうだよ、真田広之だよ!!!
(でも、三上さんと真田さんは似てません??ついでに渡辺さんも系統が同じでは??)


いくら日本を離れて3年ほど経つとはいえ、こんなにも忘れちゃうものかねぇ。
当然ながら、最近のタレントさんは、ほとんど全員と言っていいほど、知りません。
浦島太郎もいいとこ。
まぁ、あまり興味もないので、気にしてないのですが(負け惜しみ?)。


話はそれましたが、そういう観点から、いろいろと楽しめる映画ではありました。
最近はこういう演出が流行りなのかしら、実写にアニメタッチの表現がまじる感じって…。
ちなみにもちろん字幕なしのポル語吹き替えオンリー。ここは字が読めない人も普通にいるから、字幕っていうのはありえないんだろうな。
(作品によっては、一日に数回だけ、オリジナル音声の字幕版も上映されている)


さて肝心のコイはというと。
ストーリーのすべてを理解していたとは思えないけど、ときに笑い、ときに食い入るように見つめ、彼なりに満喫していた模様。
私以上に、ところどころ登場する日本のアイテムに反応し、「日本のだ!日本のだ!」と喜んでおりました。


日本では7月5日に上映されるそうですよ。
ブラジルはいつも、日本より先にアメリカ映画が来るのね。
日本語のサイトはこちら