プリンタの修理代


トラブルネタ連発で、なんだか嫌になっちゃいますが。


少し前に、日本から持ってきたキャノンのモバイルプリンタが故障した。
使っていたのは、プリンタとしては超小型で、ノートパソコンみたいなサイズなのにA4がちゃんと印刷できて、写真もなかなかきれいにプリントアウトしてくれるスグレモノ。
機種は、iP90というもの。いまはもう、これの後継機が何台も出ていると思う。


これが、うんともすんとも言わなくなっちゃって。
電源は入るし、印刷をしようとする気持ちはあるみたいなんだけど、動いてくれない。
そして画面には、
「サービスエラーが発生いたしました。5100
印刷を中止してプリンタの電源を切り、もう一度電源を入れてください。
エラーが解除されないときは、プリンタ取り扱い説明書をよんでください」と出る。


もちろん説明書を読んだけど、詳しい解説はなし。
で、ネットで検索すると、まぁいるわいるわ、同じ症状の人がたくさん!!
で、この5100が出ちゃうと、キャノンのテクニカルセンター送りになるんだそうで…。


どうしましょう。
とりあえず、メールでキャノンのサポートに症状を伝えてみた。こちらが現在、ブラジルにいることも伝えて。
そしたら、「この機種はモバイル商品なので、海外での修理を受け付けているはず。現地ブラジルのサポート窓口に連絡を」という素早いお返事。
そこで、メールにあったキャノンブラジルのサイトに行ってみた。
で、サルバドールにあるサポート窓口を発見。そこに、電話してみた。


機種名を伝えると、
「あ〜それはブラジル製じゃないから修理できないわ。海外製のものは無理なのよね。」と来た。
でもモバイル商品だし海外でも修理可能と日本側に言われてるけど・・・と食い下がってみた。そしたら、サンパウロのキャノンブラジル本部に連絡してみてくれと。
ま、サルバドールの窓口というのは、キャノン本体ではなく、もろもろのメーカーの修理を請け負ってるだけのサルバドールの業者だからね。
言い分もわかる。


だから今度はキャノン本部へ電話。
すると最初はやはり「海外製品はちょっと…」というお返事。でもまた食い下がってみると、今度は別のサルバドール窓口を紹介してくれた。
住所を聞くと、全然知らないところだし、地図を見ると、どう見ても会社とか事務所がありそうなエリアじゃない。
うーーーん。どういうとこなんだ???と思いつつ、住所を頼りに行ってみた。


そこはまさに住宅街。
SOSコンピュータ、という実にベタな名前のそこは、なんでこんなところにポツネンとあるの??と思わずつぶやいちゃうくらい、ありえない場所にあった。
町の電気屋さんより小さいレベルの店で、こんなとこで大丈夫???と思いつつ、とりあえず見積もりを出してもらうために置いてきた。
受付の兄さんいわく、5営業日後に結果を連絡すると。


しかしお約束通り、5営業日なんかでは返事は来なかった。ま、私も急ぎじゃなかったんだけど放置してたんだけどね。
そしたら、2週間後くらいに電話が来た。電話が「来た」ところがポイント。こちらからかけないのに、「来た」点を評価したい。(レベル低すぎ)


で。
驚くことに。
修理代金の見積もり、いくらだと思います???
プリンタのヘッド部分の修理よ。


1100レアル!!!!!


約66000円!!!!!


えーとちなみにプリンタ本体の価格は、確か3万円を切ってましたが。
さらに、ブラジルでプリンタを買うと、せいぜい500レアルですが。


修理代だけで新品2つ買えちゃうよ!!!!!


言い分としては、インポート商品のため部品がなく、取り寄せになるから高額になるんだって。
ま、それもそうかもね。
仕方ないから、見積料20レアル(約1200円)をおさめて、持ち帰ってきた。


気に入ってたプリンタなんだけどねぇ。
まだそんなに年数経ってないと思うんだけどねぇ。
あ、でも気づいたらブラジルにもうすぐで丸3年いるわけだから、3年は使ってるのか。
それにしても早すぎないか…。


クリスマスカードの時期までには新しいプリンタを買うか。
それまでに日本に行くことがあれば、日本で修理に出すか。
ブラジルは、インクタンクも高いからなぁー。この機種用のインク、まだまだ家に在庫があるんだけどなぁー。