お試しファシネイラ


こちらに越して来てから早1か月が経とうとしている。
相変わらず、ガラス事件は解決してないし、こなごなになったガラスの破片はそのままの状態で放置されている。
マジでシャワールームが使いにくくて超不便なんですけどっ!!!
ものすごく狭い、客用シャワールームで、家族3人でダンゴのようになって毎日何度も水浴びしてます。
そっちのガラス戸もきついので開閉が怖いんだよね。合わせて修理するようお願いしてるけど、一向に返事が来ない。
もう、来週中には必ず何らかのレスポンスをくれ、とまた催促の電話しなきゃ…。


そんなわけで、まだまだ不完全な我が家。
ファシネイラ(掃除婦)も、まだ使う気にならなかった。
ま、今度の家は狭いので、やろうと思えば自分で全部掃除できるし。サンパウロ時代のように来客がひんぱんにあるわけでもないし。
ずっと雇わずにいこうかな、と思ったこともあったんだけど。
やっぱり私は掃除が嫌いというか、苦手みたいで(苦笑)
どうしても見えるところ、手が届くところしか、やってない。床も磨くけど、なんか中途半端だ。


それもあるし、とにかく洗濯物の量がハンパじゃなく増えたのだ。
家族全員、一日に2〜3着は着替えをする。
シャワーも、1日3回浴びたりする。朝起きて一回、外から帰ってきて1回、寝る前に一回って感じで。
アレックスなんて、幼稚園に3組の着替えを持って行き、実際、幼稚園にいる間に2回は最低でもシャワーを浴びさせてもらってるみたいだ。
寝汗もすごいから、シーツも頻繁に洗って取り換えなきゃいけない。
常に、物干しざおが満員!って感じだ。
(そして、洗剤とかシャンプーとか石鹸の消費量もハンパじゃない。暑い国って、こうなのね〜)


幸い、暑いのと、それなりに風が通るので、ちゃんと1日で乾くんだけれども。
これらに全部アイロンかけるなんて私には無理…。
掃除要員、および、アイロン要員として、ファシネイラが欲しいと切に思った次第。


サンパウロなら、ファシネイラ探しもそう難しくはなかった。
日本人の友達の家に来ている人の、空いている曜日にお願いしたりして、友達同士で同じ人を回して使っていることが多かった。
ところがここには、そういう日本人の友達はいない…。
じゃあどうやって見つけるのよ?というと。意外と、あちこちから営業が来るんですねぇ。
「うちの妻、ファシネイラやるけど、使わない?」って感じで、うちに出入りしていたカーテン業者とか網業者とかが、みずからの妻を売り込んでくる。


そのうちの一人、網業者の妻を、お試しでお願いすることにした。
現在、寝室を一生懸命、掃除してくれている最中。
さすがブラジレイラ、約束の時間から50分も遅れて来たし。
早速、写真たてを落としてガラスを割ってくれたし。
性格的にも我が強そうな感じ。うーん。


さらに値段交渉がすごい。
掃除婦として40レアル、さらにアイロンをやるならプラス10レアルで、合計50レアルだ…と来た。
話で聞いていたのは、サルバドールの相場は、高くても40レアルだと。
50って、サンパウロとそう変わらないじゃないのよー。
しかもうちは部屋数も少ないし、使用不可状態のバスルームはやらなくていいんだし。
掃除するとこ、あまりないじゃん!と強気で出てみた。50じゃ私には高すぎるよ、と。


そしたら、交通費2レアルを要求したうえで、全部で40でやるということで落ち着いた。
あとは、今日一日働いてもらった結果を見たうえで、今後もお願いするかどうか決めよう。
私もそれなりに何人もファシネイラを使ってきたから、だいたい、わかるつもり。
いい人に早く巡り合いたいんだけどね…。相性は大切だから。