Praia do Framengoフラメンゴ海岸


カテゴリ的には「リゾート」というより「ビーチ」と言いたいんだけど、あまりカテゴリを増やすのもなんなので、一括してリゾートってことで。
サルバドールの中心街から車で1時間くらいのところに、Praia do Framengo(プライア・ド・フラメンゴ)という名前のビーチがある。
Praiaとは、ビーチの意味。人が遊べる海辺、といったところか。岩場じゃなくて砂浜のイメージ。


サルバドールは、海に突き出した半島のようになっている町なので、街の半分はぐるーっと海である。しかも断崖絶壁などではない、砂浜のビーチが続いてる。
私がいつもジョギングしているのもビーチ沿いだし、そのあたりでも海水浴をしている人は、一応、いる。
だけど中心部の近くの海は、汚水で汚染されているんだよね…。生活排水が流れ込んでいるような場所もあるらしい…。
見た目はそれなりにキレイに見えるけど、子どもたちを安心して遊ばせられるかというと、かなり疑問。
現にアレックスは、かつてこの街に遊びに来た時、バーハ海岸で海遊びをして激しい下痢に見舞われ、入院したんだもんなぁ。(まぁ、原因が海水とは断定されてないけれど)


で、中心街の近くのビーチで遊んでいるのは、もれなく肌が黒い人たち。あまり豊かじゃないのが一見してわかる、裸足の、褐色どころじゃない真っ黒い人がほとんど。
彼らはこの街で生まれ育ち、体がもう海の水に慣れているんだろうから、特に問題なく遊んでいるのだろう。とにかく海で遊ぶ。それだけを満喫する。
それは子供らしくてとてもいいことだと思うし、サルバドールらしくて、いい光景!


さて私たちのような外国人で、大人で、海は泳ぐより寝そべって本でも読みながらビールとエビをつまみたい…という人になるとどこへ行くのか。
ひたすら中心街を離れて、海沿いを北上するんですね。
すると、Barraca(バハッカ:食事やビールを出す簡単なビーチ食堂)が立ち並び、ビール会社のロゴが入った大きなビーチパラソルで砂浜が埋め尽くされる光景が現れる。
ピアタンとかイタプアンとか、比較的街から近いビーチを過ぎると、住宅地ではない「避暑地」っぽいリゾートハウスが並ぶエリアに入ります。ここが、フラメンゴ海岸。



私たちは今回、地元のグルメ情報誌を見て、一番おいしいビーチ食堂とされている店を目指して行ったので、そこがどういう場所なのか全く先入観なしに行った。
思ったよりリゾートっぽくて、へぇ〜、こんなところにこんな賑やかなエリアがあるのねぇ!と正直、びっくりしたよ。
目指す店「Marguerita」は割とすぐに見つかったけど、似たようなお店が周りにいくつもあった。どこも人でいっぱい!


さっそく砂浜のテーブルを一つ確保して、ビールとエビ!うまいっ!!
でも値段は全然安くないのね…もっと庶民的なプライスを期待してたけど、結構、そのへんのレストランと変わらない値段だった。
で、周りを見渡すと、なんとまぁ白人率の高いこと!
いかにもお金持ちそうな、こぎれいな人の多いこと!
こんな特徴的なビーチがあるんだぁ…。


なにが楽しいって、ナイスバディな綺麗なお姉さんが山ほどいるんですよっ。
みんな見事にビキニ、しかもかなり布面積小さいっ!なのですよっ。
とにかく美しいヒップに目はくぎ付けであります…女の私がどうかしてるかしら、と思うけどだってホントに美しいんだもん。
こんな光景をタダで見せてもらえるなんて、たいした太っ腹です、フラメンゴ海岸。




アジア人がどうひっくり返ってもなれないよなぁ、あのプリンとした丸みのあるお尻には…。
人種的な肉体の違いと言うのを、いやというほど思い知らされる場所でもありました。


で、肝心のビーチの様子はと言いますと、波が穏やかで、適度に遠浅で、混雑度も高くはないので(ひとは多いけど、みんなビーチサイドで飲んだりおしゃべりしたり。)、つまり子どもと海遊びするには最適だと思いました。
海の水もキレイよ。砂もきれいな白に近いサンドベージュだし。
サルバドールじゃないみたいな、サルバドールの海。ここなら安心して遊べるので、これから週末は時々通うことになるでしょう。
こんな素敵なビーチが1時間以内の場所にあるなんて、素晴らしいよサルバドール!
もろもろ不便や不満はあるけれど、それらを考慮しても、サルバドールに住むことはいいことだと思える今日このごろ。
この天候と海は、サンパウロにはないものだからねぇ〜。海と空と暑さは、かけがえのないサルバドールのメリットよ。