ジャングルツアーでボート操縦体験


カンクンでの楽しみは尽きない。
ホテルのビーチにいるだけでもかなり贅沢な時を過ごせるんだけど(っていうか、それが一番贅沢よね、何もしない贅沢…→でも我が家には無理な過ごし方)、毎日毎日、これでもか!というくらいバリエーション豊富なオプショナルツアーが用意されている。


なるべくオプショナルは押さえて(だって費用は別にかかるわけだし)、出来るだけのんびりしようよ〜、と思ったんだけど…やっぱり我が家には無理だった。
気付いたら、丸一日ホテルだけで過ごすという日はなかった。
それでもまだ「日にちが足りない!」と思うくらい、未体験のオプショナルツアーが残っていた。
そのぐらいすごいのよ、カンクンって。


ということで、参加したオプショナルツアーを一挙ご紹介。
まずは、到着翌日に早速やってみた「ジャングルツアー」。


え、メキシコでジャングル?
カンクンでジャングル?
アマゾンを見た私たちをなめんじゃないわよっ!どの程度でジャングルを名乗るのよっ!
…と、ブラジル在住者なら思わず叫びたくなること間違いなしのこのツアー(笑)


でもこのツアーのポイントは、ジャングルそのものではないんですわ。
「自分でボートを操縦する」そのことに意義があるんです。


カンクンの湖サイドにボート発着所があり(カンクンは、簡単に言うと、海と湖に挟まれた細長い陸地になっている。多くのホテルは海サイドにある)、参加者はそこに各自で集合する。
ホテルからの送迎付きツアーというのはあまり聞かないなぁ、このジャングルツアーに限っては。
我々の場合、ハイアットカリベの向かいにある発着所集合だったので、ホテルわきから路線バスに乗って10分足らずで到着できた。
ホテルゾーンを走るバスは頻繁に来るのでかなり利用しやすい。値段も100円するかしないか。


現金で支払いを済ませたら(大人ひとり65USドル。カード使用不可だった〜)、簡単にボート操縦法の説明を「英語」で受ける。
そう、カンクン公用語は英語と言っても過言ではないくらい、英語英語英語…なんだよね。
もちろんスペイン語もOKなんだけど、うー、それも微妙にポル語と違うし。
ということで英語でがんばる日々がここから始まる。(ホテル内は日本語OKなもんで。)



操縦と言ってもシンプルなもので、右手側にアクセルバーがあるのと、ハンドルがあるだけ。
確かブレーキはなかったような…?!
あとはリーダーに従うための手信号を覚えるだけ。スピードダウンとスピードアップ、その程度の手信号なんだけどね。


我々は家族4人なので、4人乗りのヤマハのモーターボート。
ほかの参加者は2人だったので、2人乗りのホンダのモーターボート。日本メーカー、頑張ってます。
そしてリーダーに続いて、いざ出発!



運転手はもちろんダンナ。
最初は乗ってる方もヒヤヒヤ。大丈夫かねぇ?って。
でも運転してる方は案外平気そうで。順調にスピードを上げ、リーダーについて行った。


がんがん風を切って、湖を進んでいく。
途中、波が高いというか風が強いと言うか、ボートが結構激しく上下に揺れる場所があってビビったけど、それもすぐに乗り越え、45分ほど走って目的地の海に出た。
湖と海がつながっているのだ。


おそらくホテルゾーンのかなり南の方にあると思われるその場所は、素晴らしいシュノーケリングスポットだった。
他社のジャングルツアーのボートも皆そこに停止し、海に浮かんでプカプカと海中を眺めていた。
私たちも交替でアレックス番をしながら海に入ろう!と思ったら、リーダーのお兄さんがアレックスを見ていてくれると。
助かります〜。



で、コイ&パパが手を取り合って。私は単独で、シュノーケルセットを身に着け海へ。
はぁ〜きれいだわ〜。
ここは波も高くないし、海底がサンゴ礁になっていて、魚がいっぱいいる!
透明度がかなり高いと思われる。サンゴにからみつく小さい黄色い魚だって、しっかり見えたもの。


コイもなんとかマスクだけ付けて、時々息継ぎで顔を水面から出しながらも、足のぜんぜん付かない海の中を頑張って眺めていた。すごいよね、怖くないのかな。
水泳教室に通わせていて良かったよ…と心から思う瞬間。



この日、風がかなり強かったんだけど、このエリアはそんなに寒くなかった。
海も冷たくなかった。
とても快適に、30分ほどのシュノーケリングタイムを満喫。


そして帰りは運転手交代!私がハンドルを握りましたよ。
やっぱり最初は若干ビビリながらの操縦。でもすぐに慣れて快適に運転しましたよ。
やはり帰りも波がやや高い場面があって、そこは目も真剣に、本気も本気でハンドルを握りましたよ。
水面を走るって独特の感覚だね。特に、運転するのって、ただ乗っているのよりずっと快適!


私の運転が快適だったのか、帰り道、子どもたちはグッスリ。酔いもせず、楽しいボートツアーを体験しました。


そういえばジャングルって?
これって一応、ジャングルツアー???


はい、一応ありましたよ。途中、やや細い水路になり、両脇がマングローブ林という場所が。
でも、これをジャングルと呼ぶなら、ジャングルの定義ってかなり幅広いわね〜、という感じ(笑)
細い水路っていっても、割と大きいボートが余裕で交差できるくらいだからね。アマゾンの水路とは全然ちがーう。



思い切って、セルフボートツアー、くらいに名称変更したほうがいいんじゃないの?と思わずにはいられない、でもとっても楽しい約3時間の旅でした。


そう、このツアーのいいところは、当日思い立ったらすぐ参加できること。
多くのツアーが前日までに予約しなければいけない中、これだけは、1日に数回実施されているので、午前中に急に思い立って午後のツアーに入ったりするのも可能。
もちろんハイシーズンは予約必須かも知れませんが、私たちの時はガラガラで、余裕で当日OKでした。