憧れのカリブの海へ、カンクンへ(旅の計画編)


ひょんなことから、メキシコはカンクンへの家族旅行が決まった。
その話が出たのが9月の半ば。それからというもの、パッケージツアーの内容を吟味したり、ホテルの価格やロケーションを調べたり、オプショナルツアーのことを調べたり…。
しばし、地球の歩き方を読んだり、ネット上をさまよったりしながら、大好きな「旅の情報収集」に時間を費やした。


いろいろ検討した結果、今回は、旅行代理店のツアーを使わずに、航空券とホテルを自分で手配する「個人旅行」にすることにした。
だって、せっかくのカンクン。休みの時間を最大限に利用したいし、となると、飛行機の時間も一番都合のいいのを選びたい。
ホテルも気に入ったところを利用したい。
そうなるとやっぱりパッケージじゃ駄目なんだよね。値段的にも、やっぱりブラジルって、パッケージだから割安になると言うことはないのよ。だから、航空券もホテルも自分でやってみることにした。


航空券は、日系代理店も含めて、数社に見積もりを依頼した。
ブラジルからカンクンに行く場合、メキシコシティかマイアミかパナマのいずれかで一度乗り換えが必要になる。どれでも良かったんだけど、結果的にその時期とれた一番安くて時間帯も良かったのがアメリカンのマイアミ経由であった。
それでも日本ーカンクン間の格安航空券を買うよりずっと高い。ほんと、南米はどうしてこんなに航空券が高いんだろうねぇ。旅行代金はほとんどが航空券代に費やされることになる。


ホテルは、ネット上でいろいろと情報を集めた。さらに、身近なカンクン経験者(意外にたくさんいるのよ、元メキシコ駐在者とかね)に生の体験談を聞いたり。これはすごくリアルで役立ったなぁ。
だってね、カンクンはさすが世界のリゾート地。まさに有名ホテルチェーンの見本市という表現がピッタリ来るくらい、ホテルが林立している。どれも海沿いで、いったいぜんたいどこにどれだけの違いがあるのよ?という言いたくなるくらい、ホテル選びには頭を悩まされる。


結果、前半は、日本人に一番人気のフィエスアメリカーナ・コーラルビーチに決定。
海が比較的穏やかで、子どもが海で遊びやすそうというのと、部屋がオールスイートで広いというのと、日本人コンシェルジュがいるというポイントで決定。
後半は、カンクンからフェリーで移動するコスメル島のコスメル・パレスに決定。
ここは、たまたまネットサーフィンしていて見つけたホテルで、どこかのホテル評価サイトで「世界一」のお墨付きをもらったホテルだというから決定。


日程は、12月15日出発の23日戻り。ちょうどクリスマスの直前に旅を終えるように計画した。
というのは、ホテルの宿泊料金が、ところによっては倍以上に吊り上がるのよ、ハイシーズンって。
それがおおむね、20日以降くらいから発生するのよ。
フィエスアメリカーナもそうだった。だから、そうなる前にそこを出て、次のホテルに移ることにしたのであった。
ただでさえ高いカンクンのホテル代… ハイシーズンなんてそれこそ1泊5万6万はざらですのよ、奥さん!!!そんなとこに何泊もできますかっ。


と、こんな具合に予約を入れて、出発の日を心待ちにしたのであった…。が、そこで突如、我々を覆う黒い雲が発生したのであった…。


あわや、キャンセル料10数万円発生か?!
旅行に行けない上に、10数万円をただただ棒に振るしかないのか?!
青ざめる私たち…


私たちにいったい何が起こったか。