これぞビールの祭典、オクトーバーフェスト会場


夜はいよいよ祭りのメイン会場、Vila Germaniaへ。ヴィラ ゲルマニアと発音したら通じないのよ。ジェルマニアになるのね…。
ホテルからタクシーで統一料金13ヘアイスにて到着。ちょっと郊外になるのかな、少し走った感じ。
着いたらそこには遊園地が… いや遊園地ってほどでもないんだけど、それなりの乗り物が屋外にあり、大人が喜んで乗ってるよ。こ、ここは一体…


チケット売り場で入場券(ひとり10ヘアイス:約600円、子供はタダ)を買って入る。大きな見本市会場が3つのエリアに分かれていて、1が地元のビール会社をいくつも集めたエリア。2が国産ビール大手のブラーマのエリア(なぜかブラーマだけ。ボエミアやスコールは影もない。)。そして3はメインイベントのビール早飲み大会などをやる大きめなステージがあるエリア。
それぞれのエリアにステージがあり、ひっきりなしにドイツ音楽やブラジル音楽の生バンドが演奏している。賑やかだわ〜
ステージの前には踊れるスペースがあり、ときどき民族舞踊グループがショウをしたり、それ以外の時は普通のお客さんがジョッキ片手に踊ってる。


そして私たちももちろん踊りに参加…と言いたいところだけど、パレード見物で燃え尽きた子どもたちは会場に入るなり眠りだし(あの音量の中で熟睡。さすがサンバ経験児だ)、私も実は風邪気味で体調かなり悪し。せっかくだからとジョッキいっぱいだけ飲むにとどめていたのだ…あぁ残念。
だから飲食エリアの長ベンチに陣取り、大人二人が交代で席を立って会場見学したり、ビールや食べ物の屋台に行ったりという具合であった。
会場には子連れも結構いたし、雰囲気的にも健全な感じだったから、ちゃんと起きている子供ならそれなりに楽しめたと思うけど…ここまでぐっすり眠っていてはどうしようもないねぇ。


入場したのは9時過ぎで、そのころはベビーカーを押して会場を歩きまわれるくらいすいていたのに、帰る頃、11時半ごろにはものすごい混雑で。
とてもじゃないがベビーカーは押せず、たたんで抱っこして出口を目指したよ。
それもそのはず、夜はまだまだこれから。土曜日はなんと午前5時までオープンしているのだと…


首からマイジョッキをぶらさげ、ドイツ色のTシャツを着、頭にはドイツのフエルト帽(いずれも会場の内外で販売されている)。ドイツ系の人もそうでない人も、みんながこの雰囲気を体全体で楽しんでいるようで、見てて大変気持ち良かった。


一眼レフをぶらさげて歩いてたら、若者グループに「写真撮ってよ!」とせがまれた。それがこれ。
あぁ、いいなぁ。こういうノリで私も飲みたかった…。
ちなみに彼らはサンパウロの隣町、サンベルナルドから来たそうだ。


あああ。私も体調万全だったらなぁ。各メーカーの地ビール(たしか8つくらいあった)を制覇してみたかったんだけども。
ビールが気持ちよく体に入って行く日とそうでない日とあるでしょー、今日は間違いなく後者… とほほ。


そんなわけで、オクトーバーフェストの思い出は、肝心のビールよりもパレードのほうが印象強いということになったのでした。