冷蔵庫が壊れた


たまーに冷蔵庫の扉がきちんと閉まっていないことがあって、そんな時は中が微妙にぬるくなっていて、モノの表面に水滴がついていたりするんだけど、今回はどうやら様子が違った。
きっちり扉は閉まっているのに中身が冷えてない。ビールがぬるいよ!(って、そこで気付くかい!)
どうやら冷蔵庫が壊れたらしい。冷えない冷蔵庫なんて、単なる戸棚ではないか。
そういえば先週あたりから、冷蔵庫の上の壁から水がしたたり落ちていたけど、それが故障の原因だろうか…。
幸い、冷凍庫は普通に機能しているらしい。良かった、肉や食材のストックが日本の時よりびっしりなブラジル(だってまとめ買いが中心だから、小分けフリージングは生活の基本なのよぅ)、冷蔵庫より冷凍庫が壊れる方が困るわ…


早速、修理人を呼んだけれど、今日の夕方来るはずなのが来ない。やっぱりね。午後に電話して今日のうちに来るわけがないと思ったもの。
翌日の午後に来てくれたからまだ良かった。これで何日も待たされたらどうしようと思ったよ。
その間、近所に住む友達から簡易型の冷蔵庫(クーラーボックスサイズのもの、持ち運べるタイプ、便利!)を貸してもらい、とりあえずの急場をしのいだ。


修理人いわく、冷蔵庫が冷えない原因は冷凍庫にあると。
冷凍庫の自動霜取り機能というのがあって、どうやら霜を取る過程で水が発生するらしいんだけど、その水が通って排水されるためのパイプ?通り道?に氷か異物か何かが詰まっていて水が正規の道を通れなくなっていると。
それで仕方なく別の道(おそらく空気の通気孔?)から水が出てしまっていると。その水が冷蔵庫内に落ちていると。
うーん、なんだか妙な原理ですが、プロが言うんだからしょうがない。
私はてっきり冷蔵庫を引き取ってもらって数日かけて修理してもらい、その間は代替え用の冷蔵庫を置いて行ってくれるものと思ってたんだけど、違うんですと。
修理の方法は、まず丸一日コンセントを抜いて、冷凍庫の排水パイプにたまっているであろう氷を解かす。
で、翌日、氷が解けたあたりで冷凍庫内の背面パネルを開いて、中を確認し、必要であれば部品を交換する、と。


つまり今日から明日にかけてコンセントを抜くわけで…というと、冷凍庫内のものにも影響が出るわけだ。困ったぞ。大量の肉、しかも貴重な豚バラやサーモンをどうするよ?!
同じマンションに住む友人に泣きついたところ、ちょうど冷凍庫スペースが空いているから使っていいよ!と救いの声。ありがたや〜〜〜。



そして一日電源を抜き、翌日の夕方、また修理人がやってきた。氷はまだ解けてなくて、パイプ部分にお湯をかけて溶かしていた。
なんだよ!じゃあ昨日の段階でお湯でてっとり早く溶かしちゃえば良かったじゃないの!と思ったのは私だけでしょうか…。
そして氷が溶け、背面を少し掃除してくれたら、あら不思議…冷蔵庫内がいつもどおり冷えてきたよ。
部品の一つも交換せず、ただただ、お湯をかけただけ。なんて不思議なつくりの冷蔵庫なんだ!?冷蔵庫ってこんなに単純なんですか?!


ともあれ、無事に冷蔵庫が復活。思ったより早く直って良かったけど、また起こったら困るなぁ。面倒だなぁ。
この冷蔵庫は部屋に備え付けられていたものだから、そもそも何年使われているのかわからないけど、私が住み始めてから初めての出来事よ。
パイプに氷っていうのは定期的にたまるのだろうか。だとしたらその都度、同じ処理をしなければならないのだろうか。


ここしばらく、部屋関連の修理とはごぶさただったので、久しぶりの家ネタでした。