抜歯２本目は夢のごとく…

１週間ぶりの歯医者。
今日は前日からしっかり抜歯への心の準備をし、昨夜はビールも我慢した。
抜歯前後のアルコールはよくないらしいから。血の巡りがよくなって（？）、出血しやすくなるんだとか。
もう２度目だから勝手もわかっている。余裕のよっちゃんで診察台に横になった。

先生も私の歯は２度目だから慣れたのかな？今日の方が前回より手際がよく、麻酔作業も早かった気がする。
そして驚くほどに、あっという間に歯が抜けていた。
本当に今回はいつ抜けたのか気付かないくらいだった。

前回同様、抜く歯の周りの歯茎に何箇所も麻酔針を入れ、ギュンギュンと少し削ってから、ペンチでグリグリ…だったんだけど。
そのグリグリの最中に、いつの間にか抜けたみたい。
まるで夢を見ているみたいだったよ…　
抜いた歯を不意に見せられて、えええ、もう抜けてたんですか？！って感じ。
出血もほとんどなかったみたい。だって今日は顔を拭かれなかったもの。

それにしても、抜糸直後ですら口の中を自力ですすげない状態というのは結構すごくない？
先生が適宜、吸引してはくれているんだけど、日本の歯医者さんみたいに振り向けばそこにうがい台があり、すぐにクチュクチュペッ！ができる環境ではないのですよ。とほほ。

その後、前回抜いたほうの抜糸をし、また新たな装置（透明の細いプラスチックのくさりみたいなもの。引っ張るぞー！というヤル気が感じられるシロモノ）を八重歯の上から付けられた。
はい、今日はこれでおしまい、と言われ、血の味満点の口のままで「アジガトウゴザイバジダ」と先生にお礼を言い、診察室を出たらやっと洗面台があるのだ。
治療開始後、最初で最後の「自分でクチュクチュ」タイムである。

鏡で抜けた箇所を確認。うー、なんだか私の口の中、すごいことになっているぞ。
でも、２本も抜いたのに、前から見ても「歯抜けばあさん」状態には見えないのよ！
抜いた歯は、今までも大きな八重歯の下に隠れてほとんど見えなかった（ということは存在自体、意味がなかったようなもん？）からね。
これは不幸中の幸いかな。

これからどんどん八重歯が下に下がり、抜いた歯の穴におさまっていくという。ホントかいな？
私の八重歯、かなり強烈だよ？
とにかく、乞うご期待、という心境だ。自分のことなのに、なんだか客観的に眺めている私。不思議な感覚だわ。