そして断乳プロジェクトへ突入した


アレックスの手足口病は、やっぱり手足口病だった。
って、当たり前なんだけど(笑)
病院で見てもらったら、そうだった。おもしろいことに、ポル語でも「Mão Pé Boca(マォン・手、ペ・足、ボッカ・口)」という通称で呼ばれているんだって。
変な病名だけど、どうやらブラジルでもそうなんだから、そういうことらしい。
オリジナルの病名は何語なんだろうね?やっぱり手足口の直訳なんだろうな。


発症2日目には口の中のプツプツも、手足のプツプツも少し増えた感じ。だけど手足をかゆそうにかくことはない。
口は相変わらず痛いらしい。だけど水もジュースも飲めるし、ヨーグルトバナナもどんどん食べている。
水分がとれるうちは大丈夫だ。水分は大事。よぉぉぉーーーくわかったから。入院で。


それにしてもやはりおっぱいを吸えないのは可愛そう。今日はおっぱいをくわえようともしなかった。
くわえたら口の中に激痛が走る…ってことを、もう理解しているんだね。
そんなわけで、水曜の午前中を最後に、私は授乳をしていない。
今日は金曜。もう丸3日、授乳をしていないのである。
これはもう、このまま卒乳してもらうしかないね。
(3日も飲まれていない母乳を4日目に与えるのも、古くなっていそうで嫌だよね)


かくして、母も子も予期せぬ突然の「断乳プロジェクト(byよんさん)」がスタートしたのであった…


卒乳とは、赤ん坊側から見た表現だと思う。おっぱいを卒業し、大人への階段をひとつ上がる感じ。
しかしママ側から見たら、断乳という表現のほうが近い。なんか、断がつくと辛そうでしょ?
このプロジェクト、ママのほうが辛いよね…。赤ん坊は精神的に辛いと思うけど、ママは肉体的にとっても辛い…。


ご経験のあるママさんならよくわかると思うけど。
これまで毎日、日課となっていた身体活用行為(そんな表現ないか)が、突然ストップされるのだ。
そりゃもう、カラダのほうは急な変化にびっくりよね。
いままで毎日1リットル近く排出されていた水分が、ある日突然排出されなくなるんだもの。
カラダにとってはこりゃ大変なことだ。


ここからは覚え書き。

【卒乳一日目・水曜日】
アレックス→午前中、幼稚園の父母会中にうとうとしながら吸っていたのが最後。午後からは口内炎が痛すぎて吸えず。
夜は号泣。吸いたいのに吸えないイライラ。言葉も発せないから泣くしかない。1時間近く大泣きした後、泣き疲れて寝た。


わたし→午後から授乳ゼロ。だけど午前中すっからかんに吸われたので、夜になってもそこまで痛くない。張りはものすごいけど、まだ我慢できるレベル。


【卒乳二日目・木曜日】
アレックス→眠くなると吸いたくなる、そして口に含むも激痛ですぐに離す。それほど執着はなさそう、っていうかおっぱいは痛いもの、と思っているかも。
夜は私の横でゴロゴロしながら、いつの間にかパパのまくらに顔をうずめ、静かに寝入っていた。全然泣かない。


わたし→痛さ、張りが最高潮。我慢できず、お昼に一度少量を絞る。午後、キャベツシップを試す。これは効く!!しかし夕飯後もまた我慢できず少量絞る。
夜もキャベツとともに眠る。

【卒乳三日目・金曜日】
アレックス→今日は全然欲しがらない。ときどきおっぱいの存在は感じているみたいなんだけど、特に執着なさそう。
夜も遊びつかれるまで起きていて、眠くなってぐずり、ベッドに横たえたら一瞬で眠りに落ちた。
その後、夜中も今までのように2度3度と起きることなく寝続けている。
ときどきぐずる声が聞こえるけど、すぐにまた眠っている。


わたし→夕食時まで絞らずに我慢。張りは朝からすごかったので、朝からキャベツのお世話になりっぱなし。
なるべく水分を取りすぎないように努めるも、今日も蒸し暑いサンパウロガラナが飲みたい!
夕食後、さすがにカチコチで痛すぎたので、また少量絞る。早く思い切り絞り切りたい…。
そして夜もまたキャベツとともに眠る…。


なお断乳の方法については、ネット上で検索したらあれこれよくまとまっているサイトが出てきました。
便利な世の中ねぇ。