紙パックジュースの底に潜む数字の謎…

ブラジルで市販されているジュースは、おおむね1リットル入り紙パックのケースに入って売られている。
我が家が愛用しているDel Valleのブドウやモモやマラクジャのジュースは、とっても目立つ赤いパッケージに入っている。
可愛いよね?


って、今回はそういう話ではなく、
はい、そこのブラジル在住の紙パックジュース常備者の皆さん!
箱をひっくり返して、底を見てみてください…。
小さく小さく、1とか2とか3とか4とか、数字が書かれていますね?こんな感じに。

アップで見るとよく見えますね。箱によって、なぜか数字が違うんですね〜。
あら不思議。


私は全然そんな数字など気にしたこともなかった。っていうか、普通、ジュースの箱の底なんて見ないし!
ところがいつだったか、ポル語の家庭教師ルーシー先生(仮名)と、その数字の話になったんだったよ。
彼女いわく、ジュースの箱じゃなくて「中身」がなんと再利用されていて、数字はその再利用回数を示しているんだと。
はぁ?中身の再利用って???どういうことじゃ???


その頃(確かもう半年以上前の気がする)の私のポル語力では、そのときの先生の説明の何パーセントを理解していただろう。
かなり微妙に、わかったんだかわからないんだかよくわかんない状態で聞いていた。
だから、ツッコミも入れられなかったんだけど。


つい最近、別のところでまたこの話題になり、やはりその人も中身の再利用説を説いていた。
そして先日、別の家庭教師ユウ先生(仮名:ルーシー先生に代わって最近お願いしている先生である)にこのことを尋ねてみたら…
「私もインターネット上で調べた結果だから真偽のほどは定かじゃないけど、中身を再利用した回数らしい」とのこと。
数字が1だったら、正真正銘(?)、つくりたてのジュースが入っている箱。
2だったら、1のジュースの売れ残り(賞味期限切れ)を回収し、集めたジュースに何らかの加工をほどこし(?ここは想像)、2の箱に入れて売る。
3だったら、2のジュースの売れ残りを再利用…
4だったら、3のジュースの再利用…   って、それって一体いつのものだよっ???


基本的に、Del Valleジュースの賞味期限は何ヶ月かなぁ?と思って記載を見たら。
なんと。製造年月日はなくて、賞味期限だけが記されているよ…。
いつ作ったのかわからないということを、堂々と示しているってこと…???
こ、こわい…。


ちなみにこの数字、6とか7まであるとか?
でもその先生は、3までならなんとか買うけど、4だったら買わないと言っていた。
そして我が家にあったジュースは、おっと危ない、1と3だったよ。


この話を聞いてから、お店で箱ジュースを買うときは底をチェックするようになったけど、意外と1に出会う確立は低いのだ。
平気で3と4しか置いてない店もあったり。


恐ろしいことに、ロングライフの箱入り牛乳にも、同様の数字表記があるのだ。
牛乳まで再利用してるのっ??
先生いわく、スーパーの大安売りで山積みされてるような牛乳は、もれなく4番以降だとか。
こちらでは紙パックの200ml入り生クリームも大変ポピュラーな商品で、我が家も常備しているけど、なんとそれらにも底に数字の記載があったよ。


真偽のほどは定かではない。けど、複数の人から同じことを聞くと、やっぱりそうなのか、と思っちゃう。
味も特にわからないから(飲み比べれば違うのかなぁ?)、知らなければ知らないでもいい話しだけど。
ブラジルって、そういうことが許されちゃう国なのか…と思うと、日本とのあまりの違いにビックリだよね。
雪印不二家の賞味期限切れ問題なんて、まだ可愛いもんよね?とか思ってしまう。


どなたか、この数字の本当の意味をご存知の方、いらしたらぜひコメントください〜。
本当のことを知りたい…。