ブラジルではかなりポピュラーな歯科矯正?


私が今回、歯科矯正をしようと思ったのは、いまブラジルに住んでいるから…というのが大きな理由かも。
歯並びはずっと悪いし(会ったことある人はわかるよね?八重歯…)、この先も悪いままでも別に生きていくのに支障はないと思っていた。(現に、ダンナなどは、もう35年もこの歯で来たのにいまさらお金かけてまで治してどうするんだ?とマジ顔で言う)
でもでも、ブラジルで出来ることはぜひやっておこう!というポリシーの私。
ブラジルでは非常に一般的である「オトナの歯科矯正」を、いまこそやっておかねば!と思ったんだよね。


日本でも最近では増えているのかもしれないけど、大人(しかも30過ぎ)で矯正している人ってほとんど見かけない気がする。
その点、ここサンパウロでは、犬も歩けば矯正に当たる…ってくらい、かなり普通に矯正器具を入れている大人を見かける。
女性も男性も、若者もおじさんもおばさんも。もちろん子どもも。
矯正ってすごくお金がかかるイメージがあるから、じゃあブラジルのかなりお金持ちだけがやっているのかというと、どうもそうではない気がする。
普通にスーパーでレジ打ちしているお姉さんなんかも、金属入りの歯でスマイルしている。


私の先生も、私の歯を見て開口一番「日本人は歯にあまり気を使わないですよね」と来た。
うううう。それを言われると、はい、そのとおりでございますね…。虫歯が痛まない限り、歯医者になど行かないのが日本人であります。(それは言いすぎ?私だけ?)
それにしても、私が疑問に思ったのは、なぜに「大人の矯正」が多いのかということ。
矯正が一般的なお国柄だったら、何も大人になってからじゃなく、子どものうちにみんな治せばいいじゃん?と思うよね?
その疑問を先生にぶつけてみたら。


ブラジルでもここまでネコも杓子も矯正…っていう状況になったのはここ10年以内のことだという。
やはり10年位前までは、高価な医療だったので、本当のお金持ちしかできなかったんだって。
10年前「こども」だった人たちが今は「大人」になり、矯正費用も安くなってきたことから、ここ数年、すごく矯正人口が増えているんだそうだ。
なるほど〜〜〜。
ただ、歯科矯正医が増えすぎて、安かろう悪かろうも多いんだとか。短期間で矯正を終えて、その後、また状態が悪化したりもするらしい。


さて私の仕上がりはどうなることか…。
今まであまり考えたことがなかったけど、噛み合わせが良くなると体調も良くなるとか。
小顔になるとか。
肩こりが改善されるとか。
矯正が終わるまで2年近くかかるし、その間、何本も歯を抜くことになるだろうし、何より2年近くずっと口の中に異物を入れておくということはかなり我慢が必要だと思う。
あまり重く考えずにはじめた矯正だけど、その先の歯の健康&美味しく食べ物を味わうために&美しくなるために(?!)、ひとつ、頑張ってみますか。


それにしてもブラジル人って、自分の体に手を加えるのが好きよのぅ。
近視矯正レーシックにしても、歯科矯正にしても、胸にシリコンにしても、シワとり・シミとりにしても、脂肪吸引にしても、完全に日本より進んでると思う。
医師の腕前は各国と比較してどうなのかわからないけど、間違いなく症例数は多いはずだから、医者も慣れているよね。
医療行為は慣れている人にやってもらうに越したことはない、だから、ブラジルにいるうちにブラジルでポピュラーな医療を受けておきたいと思うのだ。