お帰り、アレックス


今日、8日ぶりにアレックスが我が家に帰ってきた。
思いがけない入院そして、闘病の日々…
24時間病院で付きっ切りの私も辛かったし、
仕事が忙しい中、朝夕の幼稚園送迎、夜のコイのお世話係となったダンナも辛かったし、
朝7時過ぎから夜7時まで幼稚園で過ごし、1週間ママなしの生活を強いられたコイも辛かったけど…
一番辛かったのはアレックス本人だ。


こんなに小さいけど、やっぱりわかるんだ。自分の家。自分の居場所。
ドアを開けるなり、嬉しそうに小躍りするように、いつも過ごしていたリビングへと駆けていった。おいおい、まだサンダル脱いでないよ!


その笑顔を見て、私は涙が出そうなくらい嬉しかった。
アレックスと一緒に病院から戻るのは2回目。彼を生んだときと、今日と。
だけど今日の日が、1年半のブラジル生活の中で、一番うれしい日だった。
彼が生まれた日よりも。


どうやらカルナヴァル日記やサルバドール日記より、入院日記を先に書くことになりそう。なんか気分的にね、カルナヴァルやサルバドールのこと、書く気になれないの。
しばらく暗い日記になるかも知れないけど、ここは自分の記録の場だから。
どうかお付き合い下さいませ。