親知らずが問題…???


今朝、以前一度検査を受けたことのある歯科医・U先生の診察室に電話したところ、たまたま11時からの患者さんがキャンセルになったので、そこに入れることになった。
なんてラッキー!
たいがい、病院は完全予約制だから、いくら歯が痛いとはいえ、すぐにかかりつけの先生に診てもらえるとは思っていなかった。
午前中、バファリンで痛みをおさえつつポル語のレッスンを受け、その後すぐに歯医者へ。


先生は、以前撮ったレントゲン写真を見ながら、あぁ右下の親知らずのところでしょう?と痛みの箇所をズバリと言い当てた。わかるものなのね?不思議。
今朝は少し頬がふくらんでいるような状態だった。歯ぐきがだいぶ腫れている感じがしていた。


もう先生、どうにでもして〜。この痛みをとってくれるなら、抜いたっていいから〜。
そんな思いで、診察台の上でまな板の鯉状態。
先生はどうやら、歯ぐきにたまった膿を取り除き、親知らずの周囲に詰まったカス?を取り除き、歯石を取り除き…と、親知らず周辺をとことん掃除してくれたようだ。
しかし、痛かったなぁ。先の細い器具でジンジンガリガリとやられるんだもの。
痛みに弱いブラジル人(?)、もっと麻酔効かせるとかしないと、こんな歯科治療の痛みになんて耐えられないんじゃ???
→実際、私のポル語の先生、歯の治療が痛くて診察台で大泣きしたって言ってた。大人なのに!日本人は泣かないわよね、って笑いながら言ってた…。


それにしてもブラジルの歯医者はどこでもこうなんだろうか?
驚くことに、口をゆすぐための水およびコップがないのである。
日本じゃ、何かひとつ処置するたびに、はい口をゆすいでくださーい…、でしょ。
それがね。ここでは一度もそれがないのですよ。
ひたすら先生が一人で、唾液を吸い取る機械でズーズーとやってくれるんですよ。
でも正直、口をゆすぎたいです。私としては。なんかしっくり来ませんよ、最後まで口ゆすぎがないというのは…。ちょっと口が気持ち悪いぃぃ。
まぁ、それもこの国の習慣かぁ、と思って、それに従う私であります。


先生いわく、虫歯はないけれど、歯周病になっていたと。親知らずの周りに汚れがたまって、細菌が入って歯ぐきに炎症を起こしたんだと。
先生の考え方としては、親知らずは必ずしも抜く必要はなく、むしろ歯科矯正を考えるなら残しておいたほうがいいかも…とのこと。
うーん。でも今、腫れた下の歯茎に、上の親知らずの先端が当たって痛いんですけどー。
こうなったら上は抜いて欲しいくらいなんだけど。


とりあえず、今日の処置により、痛みは引いていくはず…とのこと。
痛むようなら、またバファリンを飲んでおきなさい、と。
帰り際に一枚、歯のレントゲンを撮った。(日本みたいに、薄い板みたいなのを歯でかんで撮るレントゲンではない。むしろ胸部X線に近い方式で、大きな装置の前に立ち、アタマとあごを固定して口の周りにX線を当てているような感じ)


治療を終えて、確かに歯ぐきの腫れ(というか、膿)は引いたみたいだし、痛みも少しはおさまった気がした。少し食欲も出てきたので(朝は水とバナナ半分がせいいっぱいだった)、パウリスタ通り沿いのビルに入っている日本食レストランで日替わり定食のオムライスを食べ(これがとーーーっても美味!!!)、あぁやっぱり食べ物を取り入れると体にチカラがみなぎるねぇ〜と実感。
もちろん治療した方ではかまずに、左側だけで。これまた不便で味気ない、けれどまだ食べられるだけマシだよね。


帰宅してもなお、痛みはゼロではなく、まだ不快感が残っていたので、もう一度バファリンを飲んだ。
へぇ、バファリンって1日2回しか飲んじゃいけないんだ。今日また夜に痛み出したらどうしよう、もう飲めないやー、と思いつつ夕方に飲んじゃった。
幸い、夜になった今、それほど痛みが強くないので、快方に向かっているのだろう…(と信じたい)


私の親知らず、上は左右どちらもしっかり顔を出して一人前に生えている。下は右が半分くらい顔を出している状態(そこが今回の諸悪の根源。)左は生えてない。という状態。
親知らずは虫歯になる前に抜くほうがいい、とよく聞くけれど、なるほどこういうことになるからなのね…と、トラブルが起きて初めて納得。それまで、今回の右下を含め、私の親知らずは特に何の問題もなかったから。
しかし、口の中ってのは、突然痛くなるものなのねぇ。怖い怖い。
これを機に、他の歯も詳しく診てもらうことにした。もちろん、今後の予約もびっしり詰まっているから、後日改めて予約を入れて。
ついに私も、多くのブラジル人(のみならず、駐在の日本人のほとんど?)がやっている歯科矯正に、足を踏み入れることになるかな…。
いや、今回痛くならなかったとしても、カルナヴァル明けくらいには本格的に相談に行こうと考えてはいたのよ。親知らずが背中を押してくれた、ってことにしておこうか。



というわけで、心配してくださった皆さま、取り急ぎ元気になりました。
あまり食べられないのは、ちょうどダイエットになっていいかも!くらいに思っております。ね、何事も前向きに。