幼稚園デビュー

今日からついにコイの幼稚園が始まった。と言っても本格的にアウラ(音楽や日本語などの授業)が始まるのは2月から。今は、長い休み中(通常、ブラジルの学校は1月いっぱい丸々休み)に子どもを預かって遊ばせてくれる「Curso de férias」、クルソ・ジ・フェリアスという期間だ。学年やクラスに関係なく、みんなで一緒に玉入れ?などをして遊んだらしい、今日は。(コイの説明によると)


で、今日から、アレックスも同じ幼稚園にお試しで通わせることにした。
とりあえず今日は初日なので、1時間だけ預けて、すぐ迎えに行った。


さて、朝の彼の様子は…というと。
自分のリュックを見つけては喜んで背負おうとし、それをまたコイが喜んで手伝おうとする。
コイ自身も、長い休みに飽き飽きしていたので、今日の日を心待ちにしていたのだ。
そして弟が一緒に通うようになる、ということが、なんとなく楽しみらしい。
何かと手伝ってやろう、兄貴らしいところを見せてやろう(?!)と、なんだかいつもの朝よりずいぶん張り切っている。
子どもって… 単純で可愛いのぅ。


そして二人を連れて幼稚園に到着。久々に会う先生方への挨拶もそこそこに、早く遊び場へ行きたい!とウズウズするアレックスを連れて奥へ。
さすが人見知りという言葉を知らない彼である。先生が手を差し伸べるやいなや、私の手から離れ、先生のもとへ行こうとする。
そしてお気に入りのカバリーニョ(プラスチックの木馬みたいなの)を指差す。
いやはや。ママより遊びですか。
はいはい。ママはこれにて退散いたしますから。どうぞお好きなように!


という感じで、あっさりと、何の未練もなく私からはなれていったのであった。
あぁ、1歳児を預けるって楽ねぇ。
周りでは2歳になってから幼稚園デビューする人も多く、ママも後ろ髪ひかれる思いだし、子どももママが恋しくて泣いちゃう…という話をよく聞く。
そうよね、2歳ともなれば、いろんな複雑な感情が芽生えている。だから一人で幼稚園に残ることを嫌がるのも当然の感情。
だけど1歳のアレックスには、まだそんな感情はない…らしい。
っていうか、アレックスだから、あっさりしてるのか?
他の1歳児はもう少し未練というものを知っているかも知れない?


ともあれ、私にとっては、こんなキャラの彼はとーっても扱いやすい(預ける、ということにおいて、ね)ので、これからも気後れナシに幼稚園にお世話になれるわ。ふふ。
え、私の感情は、って?
淋しくないかって?
ええと、子どもが楽しんで過ごせるならそれが一番、だから幼稚園が好きならば幼稚園にどんどん行ってください、という気持ち。
いろんなタイプの子がいるけれど、アレックスは、多くの人に囲まれているのが大好きみたいだ。だから、ちょうど良かったのだ。


アレックスが幼稚園でいろいろな刺激を受けて成長する時間を、私も大切に使わなければ、と思う。