⑥海から見るリオ〜エスクーナ(ボート)ツアー


晦日の今日は、午後からはホテル近辺にいたほうがいい…とガイドさん。
なんせ、人・人・人ですごいことになるんだそうだ。車で行き来しようなんて思ったら大渋滞間違いなし、ホテルまでまともに戻れるかどうか…と。
なので今日は午前中で済む観光をすることにした。


ブラジル人の知り合いが、「とにかく楽しかった!」と口を揃えた、グヮナパラ湾のボートツアー。海から、リオの街を眺めようというものだ。
あまり参加した人を聞いたことがなかったんだけど…一応、ガイドさんに聞いてみたら、31日もやっているし、なんたって一人30ヘアイスと安いよ!とのお返事。
なので、ちょっと曇り空だったけれど、船で出てみることにした。

船はヨットハーバーのようなところから出発した。30人くらいは乗っていただろうか、結構な賑わいである。
英語ガイドさんとやりとりしている人々、中国語ガイドさんと一緒のアジア人、そして日本語ガイドと一緒のわたしたち…。国際色豊か、さすが世界の観光地、リオである。
これで、湾のなかをぐるーっと一周。かれこれ、1時間半ほどのボートツアーはなかなか楽しかった。
なんたって、海側から見渡すリオの街っていうのは、ひろびろとしていていい。
一つの絵に、ポンジアスーカルとキリスト像がおさまるんだもの!
(写真左端の小山がポンジアスーカル、右端のとがった山がキリスト像のあるコルコバードの丘)

もっと天気がよくて、晴れ渡る青空だったらどんなにきれいだっただろう…
残念ながらこの日は、途中、小雨が降り出すような状態。でも、霧で見えないよりはいいよね。
そしてもし快晴だったら、暑くて暑くて大変だったかも。
それにしてもこんな天気でも見えちゃうキリスト様、さすがリオのシンボルだわ。


途中、ニテロイ島の近くまで行き、オスカー・ニーマイヤーの有名な建築物のひとつ、円形の美術館の外観も眺めることが出来た。
それから、要塞の近くを通ったり、ニテロイ島とリオを結ぶ巨大な橋の下をくぐったり。
その都度、日本語による説明が聞けるというのは、なんともありがたい話。
なんせ、前回はポルトガル語オンリーの、しかもガイドでない方が「運転手」として我々に付き添ってくれたわけだから、説明という意味ではほとんど聞けていなかった。
自然を満喫するのがメインの旅なら日本語ガイドがつかなくても何とか楽しめるけど、こういう、歴史的背景を持つ都市などを見るときには、日本語ガイドさんのありがたみは大きいね〜。


ここでなぜか、コイがブラジル人の可愛い女の子・ヴィトーリア(7歳)にえらく気に入られ、話しかけられるやら、一緒に写真とろうと誘われるやら、いきなり人気者状態に。
最近ちょっぴりシャイなコイ、照れくさそうに逃げ回るばかりなのでした。うー、もったいない。将来有望な美人ちゃんだったのに!
そしてアレックスもブラジル人に大人気。リオでは東洋人の子どもって珍しいのかなぁ?
船の上で抱っこされまくり、大喜びのアレックスである。さすが、ブラジレイラ好きな彼である。